トレーダーズ・グレイル

トレードの世界を探求するプロトレーダー増田蔵人の気まぐれ更新ブログ 本当に勝てる投資家になるためのブログ

日々のマーケット

日本株、強いですねー

それにしても、突然の日本株連騰、毎日強いですね~~~

びっくりです。

前回書いたように、ちょっと前まで、なんで上げてんのかわかんない? みたいなことを解説者みんな言ってて理由もバラバラでした

でも、株式市場は
材料を一個に限定したがる悪い癖
があるので、結局、今回の上昇は「政局への期待」が理由のコンセンサスになったようですね。

前回からの流れで考えると、いかに投資解説がいいかげんか、よく分かります。

まあしかし、ちょっと下がると、すぐ買いが入って下げ幅を縮小したり、下げて始まっても逆転して上げて引けたりと、買いの強さを感じます。

こんなに力強い感じって、アベノミクス以来でしょうか?

日本市場を持ち上げるのは外国勢ですので、外人から見ると感覚が違うんでしょう
日本人感覚からすると、誰が自民党の総裁になろうとみんな「イマイチ」っぽい感じで、安部首相のときのように、何かこうハッキリ明確なインパクトがあるようには感じられず、「政権への期待」って言われると、どことなく
今回の株価上昇は、なんとなく曖昧で納得がいかないようなスッキリしないような感じの上昇ではないかなぁ
と思うんですが、みなさんどうお感じでしょうか?


確かに力強いんですけど、なによりもバブル期以降では最高値ですから、ここから更に日経平均が31,000円、32,000円、33,000円・・・とどんどん上昇していくイメージが持てるか、といえば、今の段階ではまだ、ほとんどの人が持ててないんじゃないかなぁ、と思います。

気の早い解説なんかは最近だいぶ33,000円まで上がる予想、とかやってますが、こういうこと言い出すヤツらが増えてくると、そこで終わることが多いので、ちょっとイヤですね(笑)

上げたものはいつか下がるので、いつ反落するか、みんな毎日ハラハラしてんじゃないでしょうか。

なによりNYダウが先に超最高値になってますから、一度大きな調整が入ってもおかしくないんで、そうなると日本も連れ安しそうな感じですし、ドキドキですね
日柄的には今すぐ日本株がダダ下がりする、ってことはなさそうですけど。


















日経平均は

日経平均、5連騰ですか?
最近の日経平均、というか日本株の動きは
えーっ?!
と思うものがありますね。


私は凝り性なので、昔はデータ集計をし出すととことんやったりしていた時期もありますが、近年は、自分のトレードスタイルにはそういうデータは関係ない、のと、思想ポリシー的にも意味がない(つまり著作などの材料にもならない)ので、集計とかやらなくなりました。
なので、数字的な裏付けがあるわけではないのですが、これといった明確な材料がない状態で、このところの変動具合のようなのは珍しいんじゃないのかなぁ、と思います。

ここでいう変動具合とは、何パーセント上がったとか下がったとかいうことだけではなく、下げた直後の戻しの割合とか時間とか、そういう部分の比率を含めてのことです。

だいぶ以前から、最近の日経はぶれが激しすぎてトレードの対象にできない、ということを言ってきてますけれど、今がまさにその典型だと思います。

なんせ週初27867円が、終末には29128円、1261円の上昇、4%以上の上昇です(端数省略)。
これ自体が凄いのもそうですが、先々週は27816円から27013円まで下げている、813円下げてます。それ以前もおおよそ下げトレンドだったんで、「あっ?!」ちゅう間にダダ下げしたわけですが、一方で先週は爆上げでした。
topixに到っては、先々週までジリ安で悲観一辺倒だったのが、わずか2週間後には年初来高値更新ですからね(笑)

こんな急激な動きでは、そうそう、うまくトレードできるわけはない、ってんですよ(笑)

こうした「いきなり逆転」みたいな相場自体は長年の間には割とないわけではないと思うのですが、なによりも27000円まで下げたとはいっても、ずいぶん高値圏なわけで、そこで一気に4%以上も上げるとか、期間と下げと上げの比率などまで言うと、割と珍しいんではないかと思うわけです。

アベノミクスでも爆上げしましたけど、あれは発射台が元々低かったし、底値圏でも、こんな急激な「手の平返し」ではなかったです。

投資情報を毎日見ていた人には分かると思いますが、先々週までは相場解説はネガティブ一辺倒なことが言われていました。
ところが、先週の突然の急激な上げです。

見る媒体によって、管総理の総裁選出馬断念で政局がクリアになったから、とか、渋谷のコロナワクチン騒動で、若者にもワクチン接種のニーズが強いことがわかったから、とか、この急な上昇について、それこそ様々なことが言われていました。
言い換えると
メディアで今回の上昇に対するコンセンサスができるほどの明確な材料がない
ということであって、早い話が、実際のところは誰も
なんで上がったかわからん
状態なわけで、解説も、どう説明つけていいのか、苦労している感じがアリアリと分かりました。

そういうモロモロ含めて、 こんな状態での急V字回復は珍しように感じる、ってことです。
まあ、近年は、毎度相場でそんなこと書いてるような気もしますけれど(笑)

これだけ急な以上は、明らかに海外資金が主導なのは間違いないと思うのですが、昔から、極端な明白な悪材料がない限りは、下げはだいたい10%前後が限度、っていう、なんとなくな話があります。
ピーク時の3約万円から、10%下げで27000円ですから、ここまで来たら買い、みたいな、海外の機械的な売買基準、案外、そんな単純な理由が強く関係してるのではないか、と私は思う次第です。


ま、著書にも書いてますが、こういう推測はトレードの手段としては無意味なんですけれど、トレードのブログをやっていると、日々のマーケットについて何か言わないと、更新する材料がない、ってことになりがちなので
ふと、なんとなく、ボーッと思ったことを書いてみました次第です(笑)

今日、嫁の誕生日だったので、超酔っ払った状態で書いてますので、読み流し、すぐ忘れでOKです(笑)

2021-09-03 13.33.51
▲引っ越してキッチンが新しくなったので、久々に嫁の誕生日にフレンチのフルコースを作ってみました。フレンチはソースが命。各種野菜を炒めてワインでじっくり、延々と数時間かけて煮詰め、750ミリのワインが1/4ほどになるまで煮ます。こういうことが出来るのは時間が自由にできるトレーダーならでわの利点といえましょう。


















円安株高は忘却の彼方へ

ところでふっと思ったんですけれど、最近、かつてのように、世間様は
円高だから株が下がった、とか、円安だから株が上がった
って言わなくなったような気がしますね

一時期、1,2年前ぐらいまでですかね? 頻繁にこういう解説を聞いた気がする、っていうかもう、株の上下を説明する解説の毎日の主流だったほどだと思うんですが、最近、全然言わなくなった。

自分のトレード主眼が変わってきてるせいもあるのかもしれませんが、実際、最近は為替と株って連動が薄い感じがします。
かつては、もっと露骨に為替に反応していた感じだったと思うんですよね。

だからなんだってわけでもないんですが、なんていうかこう、たった1,2年でこう物事が変化すると、つくづく世間の説明とかそーいうのはアテにならないなぁ、って思ったり、そういうファンダメンタルズ的な部分で価格の動向を考えたりするのは、やっぱやめたほうがいいな、ってあらためて思いますね。
見るのは価格の動向のみです。

2020-08-21










セル・イン・今?

んなわけで、引越にまつわるネタなら山ほどあるのですが、残念ながらここはそーいうことを書くブログではないので、その話は置いといて、無理矢理に投資に関連する話を(笑)

あ、そうそう、でも、前回書きましたけど、おおよそ一ヶ月、光回線が開設しなかったんですよ。
で、代替のポケットWifiが馬鹿みたいに遅くて、全く使い物にならなかったんですが、そーなると、リアルタイムのトレードなんか全くできないわけですよ。

普段、もう今ではネットに繋がってなんでもできるのが日常で、それがもう普通のことのようになっていて、特に意識しなくなっちゃってますが、今回のことで、トレードにとってネット回線の安定の重要さ、ありがたさが、あらためて認識されました。
デイトレーダーとかだったら、全くシャレになりませんでしたな。


話変わって、最近の相場はこう、株式市場も為替の多くも、なんかこう、行き場を失っているというか、あっちこっち行くものの、停滞した範囲で上下に動いてる印象が強いですね。
こーいうときは、トレードがやりにくい(ボックス売買は別にして)んですよねぇ。


そういえば、近年は「セル・イン・メイ」という言葉が一人歩きした結果、5月にはメディアで「下がるかもしれないから警戒しなさい」とか「危険です」とか言ってる解説者が複数いましたが、ええー( ̄д ̄)、どうなんだソレ、って思いました。
そのアノマリーの真偽のほどはともかくとして、「セル・イン・メイ~~」の元の意味は「5月がピークなんで手仕舞って10月に帰ってこい」っていう意味ですから、ピークってことは「5月は上がる」ってことですからね、決して下がるって意味じゃないですからね(笑)
もー、ホント、相変わらず相場解説はテキトーで困りますね(笑) ああ、逆にこのことを指摘してた人もいましたけどね。

で、結局、実際はどうだったか、っていうと、6月になっても相変わらずおんなじ感じで、上にうろうろ、下にうろうろしてますね。
まだ6月の半ばなんで、ここから下落したら「セル・イン・メイ」が現実化するんですが、どうですかね。特に何かイベントや事件がなければ、どっちかっていうと、下がらない雰囲気ですけどね今現在は。

2020-08-21

















ジェットコースター

ジェットコースターでふと思い出しました

かつて日本でヒップホップが芽生えようとしていた黎明期(ラップが「なんかお経みたいな英語の歌」、とか言われるような認識だった時代ですW)、日本最初のラップの名曲とも言われる
「東京ブロンクス」
を収録した
いとうせいこう&タイニーパンクスの「建設的」
と並んで、後生に多大なる影響を与えたアルバムがあります。

私なんか、あまりに影響されたので今でも覚えていてソラでラップできます(笑)

OK MUSIC編集部に
『ENTROPY PRODUCTIONS』は生バンドにラップを乗せた、近田春夫率いるビブラストーンの世界的にも稀な名盤史的名アルバム
とまで言わしめたこのアルバム、コレに収録された名曲に
ジェットコースター
という曲があります。

あまりに過激な内容に、当時のアルバムには歌詞カードがついていなかったんで当時は耳で聞き取るしかなったんですが、後年、歌詞集が発売されまして、ジェットコースーターのリリック(詞)はこんなのです。


若干きつくってもいいって云ったよ たしかに あんときゃ 平気って思ったんだよ スリルは最初は面白い だけど最後は本物の恐怖 助けてくれもう手遅れだよ 
そう云うしくみになってるんだから ジェット・コースター
からだがバラバラになるほどのスピード どうだいたまんねぇだろう? ジェット・コースター
地球が動いてる グルグルグルグルグルグル回ってるって むかーしそう云っただけで死刑!死刑!死刑!

去年のお正月って何してたって云っても思いだせないと思うんだよねまさか想像できました?
私は出来ませんでしたダイナミックレンジが広いほうが他人ごとならはっきり云って面白いけどこっちにとばっちり
まいった朝からCNN テレビゲームのチャンピオンが総司令官にノーライフキングじゃねんだぞあそびじゃねんだぞ俺達ゃ病気じゃねぇんだぞ
スピードが必要な世の中なんだってばさ 人間やめますかって云ってもやめたくない人だっているのよ 死んだっていいです
ジェット・コースター

データによれば絶対に安全ってことなんだけどあやしいもんだよ大本営発表!不都合なことは隠すよ
そうでしょ?社会にパニック暴動テロ火炎瓶
政府がアウトになったらどうする君達のことは闇から闇へほうむらせてもらいますけど 乗ったほうにも責任あるでしょ?
面白はんぶん 好奇心がまったくなかったとは思えないよね 乗りたくて乗ったんだろ?自業自得ってやつさ
とにかく降ろしてください
ジェット・コースター

こわーいのが楽しい クセになっちゃう並ーんで並んで 乗るのに何時間待った?
こりてるはずじゃぁなかったの?
もう二度と乗りたくないって云ってたじゃん のどもとすぎちゃった
そう云うもんでしょう?
ジェット・コースター
からだがバラバラになるほどのスピード どうだいたまんねぇだろう?  ジェット・コースター
世界で一番すごいのに乗ってみたいもんだ なんたって遊園地メリーゴーランド(じゃねぇや)
ジェット・コースター


ずっと
これが原発事故のずっと前というのが、すごいなぁ
と思ってたんですが
なんか、一攫千金求めてスリルを求める懲りない投資家のことのようでもあるなぁ
と思う今日この頃です(笑)

いや、まあ、それだけです(笑)

ENTROPY PRODUCTIONS
VIBRASTONE
ポニーキャニオン
1991-07-03


オーナー紹介 増田蔵人
フリーで造型、PC関係等の仕事を多岐に渡り担当、関連雑誌等のライター。本名で著書が十数冊ある。
投資歴は30年。近年ライターとしての仕事が激減したため、プロトレーダーとして生計をたてるに至る。
2015年、ライター生活の集大成、トレーダー啓蒙書『投資の聖杯 ~投資常識の嘘~ 本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブル』を電子書籍でリリース。
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