やっとこさ、2年半ほどかけて、
を上梓できたので、しばらくはこのネタでブログが埋められるかな?(笑) と思う今日この頃ですが、それはそれとして、かつての著書をPOD出版する企画を進めてますので、全然休む暇がありません。
PODというのは、パブリック・オン・デマンドというのの略で、いわば、自費出版なのですが、普通の自費出版とは違い、注文が来てから印刷するので、一切コストがかからない、というネット時代ならでわの仕組みです。
そのかわり、Amazonでしか売れません。今のところ、まず、ツナギとうねり取りの本を出版しようと思って加筆修正中です。
やっぱり私なんかは
紙の本で育っているジジイ
なので、紙の本の所有感や物理感がないと、どうも納得いかないので、こういう計画になった次第です。
ただPODは取り次ぎの取り分が大きいので、書籍として出すには、かなり定価を高くせざるをえないので、一般書籍の「売れそうもない本」ぐらいの値付けになりそうなのが悩みの種です。
あと、印刷できる本を作る都合で、編集者のやるレイアウト作業からイラストレーターまで、全部自分でやりますので、加筆修正だけではなく、そのへんでも手間かかってまして、しばらくかかりそうです。
と、今回はそんな話題のつもりではなかったんですが(笑) 。・・・ここから本題で、本のあとがきに書いたように、いっぱい書き直したり削ったりした部分があるので、もったいないから、ここで、ぼちぼちと、お蔵だししようかと(笑)
もっとも、それには過去の原稿をあさって、削った部分を探し出さないとといけないので、この作業が非常に面倒で、次もあるかどうかは分かりません(笑)
なわけで、今回は削ったコラムです。
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2020-08-21
を上梓できたので、しばらくはこのネタでブログが埋められるかな?(笑) と思う今日この頃ですが、それはそれとして、かつての著書をPOD出版する企画を進めてますので、全然休む暇がありません。
PODというのは、パブリック・オン・デマンドというのの略で、いわば、自費出版なのですが、普通の自費出版とは違い、注文が来てから印刷するので、一切コストがかからない、というネット時代ならでわの仕組みです。
そのかわり、Amazonでしか売れません。今のところ、まず、ツナギとうねり取りの本を出版しようと思って加筆修正中です。
やっぱり私なんかは
紙の本で育っているジジイ
なので、紙の本の所有感や物理感がないと、どうも納得いかないので、こういう計画になった次第です。
ただPODは取り次ぎの取り分が大きいので、書籍として出すには、かなり定価を高くせざるをえないので、一般書籍の「売れそうもない本」ぐらいの値付けになりそうなのが悩みの種です。
あと、印刷できる本を作る都合で、編集者のやるレイアウト作業からイラストレーターまで、全部自分でやりますので、加筆修正だけではなく、そのへんでも手間かかってまして、しばらくかかりそうです。
と、今回はそんな話題のつもりではなかったんですが(笑) 。・・・ここから本題で、本のあとがきに書いたように、いっぱい書き直したり削ったりした部分があるので、もったいないから、ここで、ぼちぼちと、お蔵だししようかと(笑)
もっとも、それには過去の原稿をあさって、削った部分を探し出さないとといけないので、この作業が非常に面倒で、次もあるかどうかは分かりません(笑)
なわけで、今回は削ったコラムです。
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【コラム】 参照するといきすぎる
私たちが参照点に対して動くことは、多くの失敗を生み出します。
私は自分のオリジナルレシピで、色々なスパイスをまぶしたポテトフライをよく作るのですが、ポテトの量が一定ではないので、スパイスの量も目分量です。前回作ったときに味が薄いと、たいてい、次に作る時は、味が濃くなりすぎます。これはもちろん、前回の失敗が参照点になっているので、今度は失敗しないように、スパイスを入れすぎるからです。
『アイアンジャイアント』という米国の有名な名作アニメ映画がありますが、この映画ではCGで描かれているはずのロボットに手描きのような暖かさを感じる側面があります。その理由は、人間が描いたように『微妙に絵のデッサンが狂っている』からなのです。
コンピューターで計算されたものは常に正確ですが、それゆえに『無機質』を感じさせます。この映画では、デザイナーは人間性を感じさせるために『人間のアニメーターが手描きしたかのように、絵のデッサンを狂わせるアルゴリズムを開発した』そうなのです。
その重要なコンセプトのひとつが、たとえば『人間が線をひくときに角度を失敗すると、次に引く線は、訂正しようとするあまり、逆方向に行きすぎる』というものでした。このように、繰り返されるような作業では、多くのケースで、前回を参照することで、私たちはしばしば次に『反対方向への行きすぎ』を起こします。
中級トレーダーが、前回、損切りしないで失敗したと感じたとき、彼はしばしば、次のトレードでは、やりすぎなほど早めに損切りをしてしまったりしますし、遅すぎる利益確定で失敗したと感じたとき、しばしば次のトレードでは早すぎる利益確定をします。
私たちが前回のトレードの失敗を参照したとき、あるいは前回の仕掛けや手仕舞が失敗していたと感じるとき、しばしば、次のトレードは『逆に行きすぎ』て更に大きな失敗をするかもしれないことに、よく注意しなければなりません。