前回書いた「大惨事(笑)」ですが、まあ、なんとかリカバリできつつある、という感じで、ほっと胸をなでおろしている今日この頃です(笑)

話は変わりますが、このブログを開設した当初は、本当に訪問者数がゼロに近く、そんなブログを苦労して更新しても仕方ないので、そういう事情で更新もしてなかったのですが、幸いというか、著書を読んで頂いて、訪問してくださる方も(まだまだ少数ですが)増えてきました。

私は、電子書籍で「知りたければこっちを見ろ」みたいなアプローチが嫌いです。
著書でも、特にこのブログを大きく宣伝しているつもりはないんですが、それでも自力で来てくださる方がいるのは、ありがたい限りです。


私も、多くの投資関係の電子書籍を、「他の人はどんな感じで、どんなことを書いているのだろう」ということで参考のために読んでみたんですが、正直にハッキリ言うと
大半が、結局は、商材に勧誘することが目的の本ばっかり
ですよね。

いっぱい読んで、すごくうんざりした
というのが、正直なところです。


電子書籍というのは、自由に出版できるので、そのぶん、適当な本が増えるのも事実ですね。
普通だったら出版社に拒絶されるようなものでも、個人なら自由に出せるのは大きなメリットでもありますが、同時に、自由であるということは
ろくでもない本が氾らんする
ということであり、多くのデメリットを伴うのも事実です。

本当に創作意欲がある人が書いた本は、結果がどんなに空回りしていても、電子書籍では、それなりの存在意義はあると思うんですが、最初から「商材への勧誘が目的の本」は、ゴミ以外のなにものでもありません。

問題は、電子出版で試し読みだとか、読み放題もありますが、それでも、たいてい、ゴミ本かどうかは、読むまで分からないわけで、そのデメリットは、ほとんどが、お金を出しているお客さんがかぶることになる、ということですよね。

私は、著書の紹介にも書いてますが、一応、本名のほうでプロのライターとしてやってきまして、今まで詳しく書いてませんが、さいしょの雑誌デビューが、まだ大学生だった時代の1986年ですね。
最初の単行本を単行本を出したのが、今調べ直すと、1996年でした。
うーん、ジジイになるわけですね(笑)


余談ですが、著書に書いてるように、私の仕事はかつてPCの書籍のライターだったんですが、最初の書籍のときに、戻って来たアンケートハガキに
とても役に立ちました。 古谷徹 職業:声優
というのが来てたのは爆笑しました(当時、古谷徹さんはコンピューターマニアとしても有名だったのです)
アムロ感激!

話がズレましたが、つまりまあ、書籍執筆では30年以上のキャリアがあるので、さすがに、このぐらい歳を食うと、一応
最低限、読んだ人が「読んでものすごい無駄だった」と思わないような本を書こう
というモラルはあるわけですよ。
投資における「プロ意識が大事」というのと同じで、私のように、元々雑誌媒体なんかで仕事してた人間には、ライターとしてのプロ意識がありますが、最初から自由に出版できる電子書籍から入る人には、その意識が希薄なんだと思います。

私は、モラル的な面でも、内容的な面でも、「この表現は、出版社なら修正させられるな」とか「この内容は普通の書籍なら書き直しさせられるな」みたいなことを考えながら、「でも、電子書籍だからダイジョブ」ということで、書いているのですが、そういうのは、はなから自由(野放し)な電子書籍で書いてる人にはないんだと思います。
その「経験のなさ」が駄目な本ができやすい原因のひとつでもないかとは思うんですけどね。

本の内容なんてのは、結局は好き嫌いですから、全然賛同されないことも、当然あるとは思うんです。
それは当たり前なんですが、それでも、理性的な読者様なら
賛同はできないけど、一応、この人は一生懸命、誠実に書いてるな
ぐらいには思われるような内容を、いつでも、心がけているつもりです、一応

まあ、単純に言えば
読者様が払った金のぶんだけは、損したと思わせないぐらいの充実感は心がけてる
つもりです。
あくまでも、どう捉えるかは読者の一存なので、実際にどうかは分かりませんが、心がけはそんな感じです。
幸い、書評もいい反応が多いので、こうした頑張りは、それなりに理解して頂けているのではないか、とは思います。

うーんと、なんか、書いてるうちに、最初書こうとしていた話とどんどんズレていっているんですけどね(笑)


ただまあ、こうやって著書を書いてると、質問が増えてくるので、それに返答する形になるのですが、なんつーか、最近、そんなコメントばっかりで、我ながら「偉そうだなぁ(笑)」と思うのも事実ですw
いやまあ、なるべく、みなさんのお役に立つアドバイスはしたいと思うのですが、投資の聖杯: ~投資常識の嘘~ 本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブルのまえがきに書いたように、まだまだ自分も発展途上のトレーダーだと思うし、それが偉そうに語っていいものか、という葛藤は常にあるので(笑)

もちろん、「教える」というスタンスを取った本を書いている以上は、ご質問を頂いたら、なるべく誠実に答えるのは義務だとは当然思うんです。
思うんですが、それ以前に「本当に自分みたいな人間が、偉そうに語ってもいいのかなぁ」みたいな葛藤の部分は常にありますね
そういうときは、「まあ、一応、これで生活してるので、世の中になかなかそれで生活できる人が少ないことを考えれば、マシなほうではないか」みたいなことを考えて自分を納得させるのですが(笑)


あれっ? 最初、投資の時間の話にからむことを書こうと思って、そんな表題にしてたんですが、全然関係ない話になってますね(笑)

うーん、いやね、はっきり言って、この文章、すごく酔って書いてますので、支離滅裂なんじゃないかと思うんですよ(笑)

長くなりそうなので、その話はまた今度ということで(笑)