最近、夏風邪が治らなくて気持ち悪い・・・わけではなくて、6月26日の記事に
最近の相場は方向感が見えなくて、こういう相場は下に行きやすい
という話を書きましたが、いまだに同じレベルでぐだぐだと横ばい状態になっています。

体感的には、これほど狭い値幅でこれほど長く横ばいが続いた時期というのは、あまり記憶にないのですが、あくまでも体感的な感想でチャートを調べたわけではないので、確実ではないですよ。

で、体感ということで言うと、とにかく、ここ1ヶ月以上ぐらいの相場は
何かとてつもなく気持ちが悪い
と感じます。

今回は特に、米国のマーケットが主導的にそうなのですが、かつては自国の金融緩和の出口論で一喜一憂したりしていたはずなのに、今は完全に「ポジティブ解釈のみを採用している」状態です。
ヨーロッパの利上げ論もそうだし、とにかくあらゆるものが「ポジティブなだけ」に解釈されてます。
トランプ政権の問題であるとか、イギリス離脱の混沌とであるとか、FANGの急落であるとか(Facebook,Amazon,Netflix,Googleの略。米国IT4強)、特に国内株を動かすのは海外の機関投資家で、機関投資家は最も政治的不安定を嫌うのに安倍政権の問題が無視されてるとか、もし雰囲気がネガティブであれば、下げの材料になるものは事欠かないのに、それらは完全に無視されています。

いい材料ばかりを取り出して悪い材料は完全無視し、どちらにも捉えるられる材料はポジティブに解釈してネガティブ面は見ない、というのは、相場が強い上昇相場のときには、必ず見られる現象なので、そのこと自体はそう異様ではないのですけど、その具合というか、強さとでも言おうか、その感じが
今までにないぐらいに過剰に行きすぎている
感じが個人的にはするんです。

あくまでも個人的な感覚の話ですから、数字的な裏付けがあるわけではないですが・・・というか、数字的な裏付けで分かるような物事ならどこのファンドも暴落で損したりはしないわけで、相場の動きとはそういうものではないのですが・・・自分が30年ぐらい相場を見てきた中では、アベノミクス初期のものすごい上昇相場でも、これほどの極端な楽観感覚は受けなかったですし
こんな気持ち悪さは感じなかったです

どう言ったらいいんでしょうね、たとえば、地震が来る前に犬が本能的に不安を感じて騒ぎ出すとか、なんかそんな感じの直感的というか本能的というか、感覚的な不安感がずーっとつきまとっています。
私個人は、自分の感覚は大切にしたいので、現状では様子見、もしくは売りスタンスで、とてもじゃないけど楽観して買いにいく気にはなれません。

相場は水物ですから、これを持って、今すぐ暴落すると予測するわけではありません。
相場は予測するものではない
が私の信条ですから、そんなつもりはさらさらないですし、このあとまだ米国の経済指標次第では暴騰するかもしれませんが、いつ来るかは別として、こういう時期の後には、今度は無視してきたぶん、必ず
ネガティブな側面ばっかりを見るようになる相場
が巻き戻しとして来るのが相場の常です。

それは「しごく当たり前の話」で、上昇だけ続いたら、今頃日経平均は天文学的価格になっているはずですから、上昇と下落を交互に繰り返すのが相場の常です。
これを昔の相場師達は、相場は循環現象であると言ったわけです。

ともかく、楽観視が強ければ値良いほど、楽観時期が長ければ長いほど、そのリワインドは巨大になりますので、
現状では、非常に慎重に注意を怠らないことは必要だと思います。

特にこういうバブル的な場面では、誰もが心の底では薄々「いいかげん上がりすぎじゃないのか」「そろそろ暴落するんじゃないか」などという漠然とした不安を抱えてますので、何かひとつのイベントをきっかけとして180度、マーケットの解釈がポジティブ一辺倒からネガティブ一辺倒に変わることが多いですから、政治的なイベントなどがある日には注意したいですね。