ギリシャ問題は、予断を許さないものの、ようやく一段落して、本日は大きく上昇中です

前も書きましたが、直前の下げのときに「こういうときは仕掛けておくべき」と書きましたけれど、それに対して、こう戻してきたときに
だから俺が買っておけと言ったでしょう
と予言者ヅラしてしたり顔で言えば、予測が当たった人のフリができるわけです
むろん、私は予測でそーいうことを言ったわけではないので、別に予想が当たったわけでもなんでもないんですけどね、要は、世間の投資の先生っていうのは、そういうヤカラが多いってことです

ところで、ここまでの一連のギリシャ問題をめぐる解説をたくさん聞いていると
面白いなぁ
と思います
あっちでもこっちでも、解説者が、みんなしたり顔して、ああだこうだ、とまことしやかなことを語っているのですけど、人によって、全然言っていることが違うんですよね
まるっきり正反対だったりもします。
みんな全然違うんだけど、みんな、自信満々で偉そうに喋ってるので、どれかひとつだけ聞けば
ああ、そうなんだ
と騙されてしまう説得力を持っています
これが相場解説の基本的なパターンです
遠いヨーロッパの、小さな国のことですからね、みんな、ホントのところなんて、誰も全然分かってないんですよ
勝手に考えて、勝手に思い込んで、勝手に説明してるだけなんですけど、説明しろって言われれば、仕事だから語らないわけにはいかない
何も分かりませんよ、遠い小国のちょっとイカれた首相の脳内なんて、分かるわけないじゃないですか
と言えば、正直で好感が持てるし、それが一番正しい説明なんですが、一応、専門家を名乗っている以上、そうもいかない、だから、適当なことを言う
著書にも書いたむしろ専門家のほうがヤバイ、という話のひとつがコレですね