トレーダーズ・グレイル

トレードの世界を探求するプロトレーダー増田蔵人の気まぐれ更新ブログ 本当に勝てる投資家になるためのブログ

2015年06月

ギリシャ危機と中国

ずっと書こうと思っていて、ブログ更新をサボっていたので(笑)、書いてなかったんですが
このところ、日経平均は
強いなぁ
という印象が、非常に強かったです
底堅い
というヤツですね
そう思わせていた要因というのは、実は中国市場の下落です

ここのところ、日経は昨日の暴落を別にすると、ずっと比較的底堅く推移していましたが、その裏で、ここ10日ほどの間を見ても、中国株の下落は、3%以上が4回、なんと7%以上が2回というすさまじい下落っぷりです
日本市場が開いている間に中国市場も開きますので、日経の裏にその影響があるわけですが、それなのに、日本市場はここまで下落しても大したことなかった、というのは、相当に強いという印象だったわけです。

しかし、みんな、気にはしていたことは、していたはずです
そこで、ギリシャ危機という、格好のトリガーが引かれると、突然、これまでは無視していた中国不安が急に思い出される、という次第です
雰囲気がネガティブになると、これまでは気にしてなかったものまで、ネガティブ材料になっちゃうわけです
こういうことは、相場では毎度起きることですが、そういうわけで、今の相場の下落というのは、実際には中国の影響が非常にでかいと考えられるわけです

もっとも、これも、中国株は目先の価格がアンカーになっているから、大暴落という風に感じられるわけですが、私などは手書きチャートをつけていますが、それを見れば分かるように、これまで、異常なほどの暴騰を続けてきて、チャートが切り立った山のようになってます
これだけ急激な上昇というのは、なかなか目にすることができません、そのぐらいすさまじい上昇でした。
そもそも、この上昇が異常だったのですから、そのぶん下がったからといって、大したことはありません。
これまでの経緯と、最近の中国経済の指標の低迷っぷりを見れば、まだ充分、価格は高値圏にいて、下げたりないぐらいです。
ということは、まだ一段の下げがあってもおかしくない、ということでしょうから、警戒はしておきましょう

こういう場面で、状況が「どうなるか分からない」というのは、現実的な影響ではないからです
現実的には、ギリシャが破綻しようが、別にそんなに影響はありません
相場解説というのは、多くが、実体的な影響から物を語らせ、判断されますが、実際にはギリシャの影響が大したことなかろうが、中国の影響が言うほど大きくなかろうが
それを、マーケット参加者の心理がどう捉えるか
ということにかかってます。

たとえば、ネガティブ派は、中国への日本市場の依存度をよく言いますが、著書でも書いたように、「コマツが中国関連だ」なんていうのは、思い込みに過ぎません。
ただ、漠然と語らせると「人口がこれだけ多いから、この購買力は大変なものだ」というイメージ的な話になってしまうのです
が、実際に中国の貧富格差をみれば分かるように、購買層はごくわずかなんで、人口にそんなに連動してないんです
コマツように、ある程度経営能力のある企業は、いかに中国という怪しい国の経済が危ないかは、ずっと前から知っていますから、収益依存度を減らし続けてきています
生産設備は多いですが、収益依存度はそれほど高くない企業が多くなっています。
そういう意味で、私は、ネガティブ派が言うほど、中国経済破綻の日本の実態経済への影響は大きくないと思います
しかし、それと、投資家が心理的にどう捉えるか、は全く別問題です。
そこが相場の難しいところです

もっとも、何度も言いますが
めったにこういうことは言いませんが、今は絶好の仕込み場です


ギリシャ危機と日経平均

先週の相場は、いったいどんだけ楽観的やねん! と思うぐらい、謎のギリシャ楽観相場となりましたが、まあ、そこまで楽観的なのかというと、元々、日本市場にはあんまり関係ない話で、結構、仕掛け的な側面が大きかったんじゃないかと思ってます

週末に、今度は悲観的な材料が出て、週初月曜日は大幅に下げて始まりました
今は500円ぐらい下げてますが、これは、少々下げすぎな感はあります。
元々、ギリシャ危機なんてのはどうでもいい話で、それをネタに価格がオモチャにされている感はありますが、どうにもはや、馬鹿馬鹿しい動きの感じはします。
なにぶん、遠い世界の小国の話です
為替に大きな影響はありましょうが、むしろ、コレは好材料なんだと思いますし、最近のあちらの態度は、早い話が
へたにボロボロなものをいつまでもユーロ圏に残すより、切り落としたほうが健全化する
という態度にしか見えません
悪い膿は出すに限る、腫瘍は取るに限る、ということです
一度切り落とせば、しばらくすれば、それ以前よりも良くなると思います

実際の処は、この先ギリシャがどうなるかは分かりませんけれど、正直、「どうでもいい話」です。
むろん、価格は短期的には反応しますけれど、長期的な目で見れば「どうでもいい程度の影響力」だということです。
まあ、とにかく、今の日本の相場は
大幅値下げ、値札を付け間違えたバーゲンセール
状態ですので、ある程度長期的なトレードをするなら、ここしばらく(かどうかは分かりません、今日一日で終わるかもしれませんが)の下落局面は、現時点では
迷わずに大量買いだと私は思います
こういうことをハッキリ言える場面というのは、長年トレードをしていても、そう多くありません
元々、相場は
予測なんかできない世界
ですから、そんなことは、普段は絶対に言いません。
この局面というのは
この後、すぐ上がるという予測をしている
わけではなく、
テクニックがあれば、必ず取れる状況を表している
ということです
あくまでも、建玉操作のテクニックがある前提での話です

要するに、サーフィンで言えば、「良い波が来ている」状態ですね、技能さえあれば、上手なライディングができるという場面です





言うは易く行うは難し

日経平均は、大きく下げて2万円を割り込んだあと、再び2万400円台まで回復しました。
夜間相場では、一時、先物は2万500円を超えました

やはり、2万円を割り込むと、買いが入る、という具合でしょう。
だいたい、世間の論調として、「日本株だけ見れば、何も悪い面はないので、2万を割り込めば買いスタンスでのぞむのが好ましい」みたいなのがコンセンサスです
これまで、一本調子で上げてきたので、押し目待ちに押し目なしで、買えないままでいた人たちは、調整を望んでいたのもまた事実です。

要するに、みんなこぞって
下げたら買いたい
と言ってたわけですが、以前も書きましたけれど、そうは言っても、いざ、下げたらなかなか恐くて買えない、というのが、相場の面白い、難しいところです。
どうしようか、もっと下がるか、様子を見ようか・・・なんて、そうこうしているうちに、あっという間にまた500円台まで戻してしまった
戻しが早すぎて、また、この戻しでも、指をくわえて見ていた人が多いんじゃなでしょうか

こういうとき、どうするか、っていうのは、本当に難しいと思います
結果論で、あとから見るから、色々言えるけれど、実際に下がっているときは、そこで止まる保障もないです
事実、下げの勢いが強かったときには
19500円台まではすぐに下げて不思議はない
ということをのたまっている解説者が多かったんですので、聞いてれば、不安になります(だからあいつらの無責任な発言は聞くなって言うんです)

うまく言えないんですけど、こういう場合、駄目な入門書、教える人たちっていうのは
下がるかどうかを当てるのが相場
という方向に物を言うんです
そうじゃない
下がるかどうかなんか、神様にも分からないです
そんなもん、予想するだけ無駄です
そうじゃなく
下げたら困る
ような買い方ではなく
別に下げても構わない
という買い方をすればいいんです

買い方、というと、ちょっとおかしいかもしれませんが、まだどんどん下げる可能性は当然あるわけですから、そこで
下がっても、最終的に利益に持って行けるような玉の操作をできる
ということです
言い換えると
そういう技能が自分にあるという自信がないといけない
ということです
自分に、それが出来ると思えば、別に「下がっても構わない」わけですから
怖れることなく、下落場面で平然と買うことが出来るわけです

こういうのが、著書に書いた
潜在意識の認知で行動が制御される
ということのひとつです

日経平均大幅下落

本日の日経平均は、久しぶりに大きく下落しました。
終値は、-360.89、 -1.76%の、20095.48です。
ギリギリ、2万円を保った、という感じですが、まあ、割り込んでも不思議は無いでしょう。

実は日経平均は今年度に入ってから3日連続下落ということがなかったのですが、本日はとうとう3連続下落で、しかも大きく下げました。
このところ、ずーっと日本株は強く、誰もが買いたいと思いながら
押し目待ちに押し目無し
の状態で、みなさん、下落を待っていたのですが、いざ、その下落が来ると
恐くて買えない
というところが、相場の面白い(難しい)ところです。

もし、日本株のブルスタンスがしばらく崩れないという考えであれば、今回の下落は絶好の買い時となりますから、仕込んでおくと良いでしょう。

私の場合は、ここから、ぼちぼちと仕込んでいます
といっても、私は、先物がメインですが、今週は6月限のSQなので、今日、6月限を手仕舞いました
私は、なにより、相場で生活することをメインとしていますから、慎重派です
ある程度の利益が上がれば、それでよしとしますから、6月限の場合、かなり早くから、買い玉に対して、売り玉のツナギを行っていて、売り買い同数を建てた状態で持っていたので、今回は、成行で全部を手仕舞っただけです
これで、既に今年の生活費ぐらいは稼ぎました

なるべく先の方の限月を早くから本玉としていきますから、9月限も、もう、ほとんど売り買い同数に近い状態で保有しています。

今、仕込んでいるのは、気が早いようですが、12月限の本玉です。
ですから、じっくりゆっくり、玉を熟成していきますので、あまり、価格にはこだわなくてもいいのです、ここから数千円ぐらいの下落は、普通に玉数を調整しつつ、買い下がります。
もっとも、この
玉の調整
というのが、最も難しいトレードテクニックのひとつなのですが。


私がなるべく先の限月を本玉とするのは、著書にも書いたように株価指数先物では、先限ほど、価格が低い傾向があるからです。
それが、SQが近づくと「サヤ滑り」が起こります
つまり、買いスタンスの場合は、先限を買っておけば、価格が低いぶん、将来的には得な面があるのです。
株価指数先物場合は、大きくても、100数十円程度の違いですが、その違いは、結構大きいですよ。
本当は、もっと先限を買っておけばいいのですが、出来高が少ないので、あまり取引に適してないから、2限月ぐらい先までが限度です。



オーナー紹介 増田蔵人
フリーで造型、PC関係等の仕事を多岐に渡り担当、関連雑誌等のライター。本名で著書が十数冊ある。
投資歴は30年。近年ライターとしての仕事が激減したため、プロトレーダーとして生計をたてるに至る。
2015年、ライター生活の集大成、トレーダー啓蒙書『投資の聖杯 ~投資常識の嘘~ 本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブル』を電子書籍でリリース。
最新コメント
ツナギ売買の入門と実践 [増田蔵人 著]


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