トレーダーズ・グレイル

トレードの世界を探求するプロトレーダー増田蔵人の気まぐれ更新ブログ 本当に勝てる投資家になるためのブログ

2015年02月

18000円

本日の相場は不思議なほど堅調で、18000円を大きく超えて引けました。
なんというか、これまでも言われてたことですが、18000という節目には大量の売りが存在して、なかなか抵抗力が強かったのですが、それをクリアして、一段上に行った感じがします
このまま、18000円で値固めになるんでしょうか?
今現在、夜間相場では更に強く、、先物は18300円台をつけています。


という話を書いてますけど、著書にも書いてますが、こーいうのは、実は
ホントにトレーディングにはどうでもいい話
なんですよね。
なるべく頻繁にブログを書こうと思うと、どうしても、ネタがこういう話になっちゃうわけですが。

いかにもそれっぽく後知恵で語るなら、なんでも言えるし、どうとでも言えますが、実際のトレードにはそんなの関係ないです

こういうのは、日本語では
おためごかし
と言うやつです

感覚的なトレードでも、こういう理屈では、トレードは決めませんからね
もっと
原始的な感覚
とでもいうか、著書に書いたような、いわゆる「勘」
古くから相場師たちが言ってきたところの「感じ」というもの
相場勘というもの
でトレードするので、その「感じ」と、こういう、よく解説者が言うような話というのは、必ずしも合致しないんですよね

たとえば、理屈的なところでいえば
確かに事実関係だけ見れば相場は強いし、値固めのように見える
けど
何か微妙に嫌な感じがする
なんてことがあるわけですよ
虫の知らせとか、そういう言い方もありますが、そんな感じです
今回がそうだとは言いませんけど、そんな風に、こういう
解説者が誰もが書くような、どうでもいい中身のない相場後知恵解説(感想)

実際の実践的なトレードへのとっかかり
は全く別物なので、そーいうのを見たり読んだり、信用したりしないようにしたほうがいいですよ、ということです

もちろん、その「感じ」が100%当たるわけではない
今回なんかは、私は「少し嫌な感じ」がしているので、既に本玉として、売り玉を建てていってます
とはいえ、私の場合は、1000円ぐらいの値幅は見て分割しますから、ここから19000円ぐらいにになっても全然いいわけですが、まあ、一気に2万円までいくとは思えないんで・・・
というような話を語るのは「駄目なトレーダー」なので、別にどうでもいいですが、とにかく、いくら相場慣れしていても、失敗することも、当然あるわけです

その失敗したときに、いかに上手に手仕舞うか、あるいは、そこから利益に持って行けるか、というのが、著書に書いたように
トレードの技術
というものです。

これは、著書に書き損ねたんですが、そういうときに「上手に手仕舞う」というのは、必ずしも
損失が最低限に抑えられる
ということだけではないんですね
それもあるけど、それだけではない。

トレーディングというのは、メンタルなものですから、常に損失が最低限であることが、最良とは限らないわけです。
たとえば、一例ですけど、相場の流れ、値動きから、タイミングとして
このタイミングで手仕舞えたことは、精神的に非常にラッキーだった、良かったと思える場面
なんてのがあるわけです
そういうのは、たとえ損失額が大きめでも、精神的にはホッとする、気が楽なわけですから、次のトレードに繋がっていく上でも、非常に「良い」手仕舞いなわけです。
逆に精神的にしんどい場合、次のトレードに繋がっていくことでも、悪い影響を及ぼします。

そういう風に、「上手な手仕舞い」というのは、必ずしも金額的なことだけではないのです。



日経平均はアレですが

本日の相場で、日経平均は終値で18000円に届かず、上値の重さが認識されましたが、まー、海外マーケットが休場だったので、無理もないでしょう
かわりに、昨日は無理だった先物が、終値でジャスト18000円に乗りました
久しぶりの日経18000円というのは、気分が明るくなるニュースですので、なんか万歳したい気分です。

我々、オッサントレーダーは、古い時代を知っていますが、アベノミクスまで、相場は長い低迷期が続いていましたから、若い世代の方は、日経が18000円なんてのは、ちょっと前まで、想像もつかない世界だったんじゃないでしょうか。
アベノミクスで株がどんどん上がったときに、若い人たちで
おお、株って上がるもんなんだ!
って思った人たちがたくさんいた、と聞きます。
物心ついた頃から、ずーっと地の底を這うような相場を見てれば、株というのは、そういうもんだと思うでしょうし、上がれば驚くのも無理からぬ話ですね

我々トレーダーは、上げでも下げでも、同じように取れなければいけないので、別に上がって喜ぶことはないのです。
それどころか、昔の相場師が言ったように「下げているときの儲けのほうが嬉しい」のです
なぜなら、相場が下げているときというのは、景気が悪いときですから、たいてい、デフレで物価がどんどん下がってるからです。
儲けの金額は同じでも、景気がよくて物価が上がっているときより、景気が悪くて物価が下がっているときのほうが、相対的に儲けの価値は大きい、という話ですね。

ま、そうなんですけど、一人の人間としては、やっぱり、世の中が景気悪いと、世間が暗い雰囲気になりますし、景気がいいほうが明るい感じがするので、株が上がるに越したことはないですね。


さて、今現在は夜間相場ですが、これを書いてる時点では、先物は堅調に18000円オーバーをキープしてますね、どうやら、18000円で値固めしそうな雰囲気になってきましたが、明日の昼間はどうなることやら。




本日の相場と予測とかいうアレ

今日の相場は、NYマーケットが今夜休日の割には、比較的堅調だったようですね
ただ、日経平均は終値ベースで18000円に乗せていますが、先物はザラ場では18070円までいきましたが、終値で18000円を割れてしまったので、やはりアメリカ休み前で上値が重いようです。
個人的にはこれ以上の一気上昇は辛そうなので、ぼちぼちツナギを入れていってます。

という見込みを書くと、相場の予測の話に繋がるんですけど、詳しいことは著書に書いているので、書きませんけど、そーいうのは
無理
なので、やりません。
明日の天気もまともに予測ができないのに、複雑極まりない相場が予測できるなんて思うのは、まぎれもなくお馬鹿さんだと思います
相場を予想だと教えてる入門書は、今すぐ捨てましょう

とはいえ、我々投資家は馬鹿なので、あくまでも、私が投資で生活していることを知っている友人限定ですが、そういう友達と飲んで酔うと
今後は上がると思うなぁ
とか
そろそろ暴落すんなぁ
とかなんとか、どうでもいい話はよくします
むろんこーいうのは駄話レベル、床屋談義レベルで、予想とかそういうシロモノではありません。

まあ、むろん、そういう思いがあるから、喋るわけですが、それに基づいてトレードすることはありませんし、実際にするときには、日々の値動きからやります。
でも、駄話は駄話、という風に割り切って、そういう思いに影響されずにトレードできるようになるには、相当の修行が必要だと思いますので、そこが投資の難しいところですね

ご挨拶

初記事なので、みなさま、はじめまして。

先日、5年以上の歳月をかけて執筆した
をリリースしましたので、その記念として、ブログを作りました。
30年のライター生活の集大成たる、入魂の書です。
本当に勝てるトレーダーになれるように、初心者の方々に役立つ本を書いたつもりですが、詳しくは、また今度書いてみたいと思います。


さて、今までもプライベートではブログをやってますが、投資ブログは初めてです

詳しいことは、著書を読んで貰えば分かりますが、基本的に私のポリシーは、昔から多くの相場師達が言っているように
投資を語るトレーダーは駄目なトレーダー
なので、あえて、いままで、投資のことはネットで言わないようにしていました。
投資をやっている友人で私が投資家なのを知っている人とは投資の話をしますが、それ以外の人には、私はほとんど投資のことを自発的に語ることはありません。
むしろ、喋らないようにしています。

なので、こういうブログを作るのは、かなり英断です。
このブログは
今日の予想はどうだとか、今週はああだとか
そういう
本当に心の底からどうでもいい話
にはならないと思います。

相場の感想は書くと思いますけど、予想とか予測とかそういうのは書きません。

基本的に、著書で書き切れなかった、補完的な材料になる話を載せていければと思っています。
今後も機会があれば著書をリリースするつもりですが、そのサポートページだと思って頂ければいいかと思います。

根がいいかげんなので、毎日相場の結果を書くなんていうまめな人々のようなことはできません、平然と数ヶ月放置されるかもしれませんので、気長に眺めてくださいませ。
オーナー紹介 増田蔵人
フリーで造型、PC関係等の仕事を多岐に渡り担当、関連雑誌等のライター。本名で著書が十数冊ある。
投資歴は30年。近年ライターとしての仕事が激減したため、プロトレーダーとして生計をたてるに至る。
2015年、ライター生活の集大成、トレーダー啓蒙書『投資の聖杯 ~投資常識の嘘~ 本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブル』を電子書籍でリリース。
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