トレーダーズ・グレイル

トレードの世界を探求するプロトレーダー増田蔵人の気まぐれ更新ブログ 本当に勝てる投資家になるためのブログ

2015年02月

どこまで行くのか

本日で、週末、かつ、2月相場が終わりです。
2月は日数が少ないので、なんだか早いですね。

さて、日経平均は週足、月足とも、続伸ということになります。
個人的には、ずーっと日経が低迷している時代から、チャートを手で描いているので、はじまった時点での価格位置が低いわけです。
それが、今や方眼紙の一番上に近づいてきました。

日経は、非常に強いようですが、少しずつ、上値が重い印象はあります。
とはいえ、月末、週末で、一時下落していて、引けにかけて上昇するというのは、とても頑張っている印象です。

昨日今日、解説を聞いていて笑ってしまったのが、複数の解説者が「じりじりと上がっている、こういう相場はなかなか下がらない」などと言っていたことです。
今週の値幅を見れば、全く「じりじり」じゃないんですよ、手でチャートを描いていると、その印象は「めったにない急騰」な感じです。
それがなぜ、「じりじり」なんて話になるかといえば、直近2,3日の印象がそう思えるからで、これは
アンカリングの一種で、解説者もモロに認知のトラップに騙されているわけです。

まあ、何度も書いてますが、個人的には、あまりいい印象を持ってはいません。
というより、猫も杓子も楽観的になったときは、プロは慎重な見方を崩してはいけません。
みんなが買うようになったら、売りです。
よく「暴騰相場では、馬鹿になって買え」と言いますが、
馬鹿になってはいけませんよ

まあ、これも何度も書いてますが、私の場合はスパンも値幅も悠長に見ているので、今すぐ暴落するとか、そういうことを言っているわけではありませんし、こういう相場は短い、と言っても、あと1,2週間で終わるとか、そういうことではありません。
私も長期的には上だと思いますが、相場は一本調子で上げることはないので、そろそろ、慎重になろう、ということです。
言い換えると、上手ならば、ここまでの上昇で、充分利益が出ているはずだから、もうそろそろ、充分だと思ってもいいだろう、という前提があっての、慎重さの話です。

最近の相場の特徴は
海外市場との連動性が薄れてきたこと
と、なによりも
為替との連動性がずいぶん薄くなった
ことです
まあ、私は今はドル買いポジションなので、どっちかってーと、連動してくれた方がいいんですが(笑)

ここ数回の大きな上昇は、先物主導という話もありますし、期末のドレスアップのためだという説もあります
ドレスアップというのは、ファンド勢は、期末なので、成績をよく見せなければならないから、やっきになって持ち上げてくる、ということです。
まあ、そーいう理由はどうでもいいのですが、もしそうなら、反動は大きくなる可能性もあります。

とにかく、各種の数字は、相当に「過熱」「買われすぎ」「高値圏」を示しています。
こういうテクニカルの数字は、著書にも書いたように、それほどアテになるもんではないので、高い値に貼り付くときもありますが、基本、そういうのは、それほど長期間は続きません。

今日週末の売買代金は、3兆円を越えてます。
SQでもなく、特別に大きな材料もないときで、3兆円を越えるのは、結構最近では珍しいです。
週末と月末が重なったこともあるんでしょうが、いかに多量に資金が入ってきているかの証拠ではないでしょうか。
問題は
そーいうことはどうでもよくて、唯一肝心なのは、いったい、いつまで続くのか
ですね

今の段階は
十数年ぶりの高値
ですから、ほとんど、みんな、どうしていいのか分からない水準なんですね
十数年、塩漬けを作っていた人も、やっと手じまえたりする水準です。
ここでは、みんな、おっかなびっくり、手探りでやっている状態だと思います。


ここで高値をどんどん買い上がっていく材料があるかと言えば、すぐは難しいと思います。
材料なんてものは、主観的な解釈で、同じものでも、重要になったりも、無視されたりもするし、買いになったり売りになったり
そらもう、いいかげんなもの
ですが、著書で述べたように、テクニカルが「売買のきっかけ」として最強のツールとして機能するのと同様、材料も「きっかけ」にはなります。
その「きっかけ」の強いものが、今は、あまりなさそうだ、ということです。

まあ、本当に「相場が上がりたがっている」ときは、どんなささいなことでも「無理矢理に重大な買い材料にしてしまう」というのが、相場なので、実際にどうなるかは分かりませんが。
案外、トントンいってしまうかもしれません。


今日の相場

毎度お馴染み、どうでもいい話です。

FRB議長発言イベントも無難に通過し、今日の相場で、日経は6日ぶりに小幅反落しました。
なんせ日経先物ときたら、9日連続で上昇してましたから、下がらないほうが不思議です。

このところ、相場は頑張ってはいますが、徐々に上値が重くなってきてる印象があります、今の水準は十数年ぶりの未知の領域なので、こっからどうすべきか、買い方も迷ってるところでしょう。
個人的には、一度、ゴーンと落ちてくれないと、先に進まないと思ってますが。

ずっと気になっているのは、個別の銘柄をたくさん参考用に場帳をつけていると、そこから受ける印象と、日経の値動きが異なることですね
こういった場合というのは、なんらかの無理な力が働いていることが多いです。
それがファンド勢だとか年金だとか、理由付けはどうでもいいんですが、経験的には、そういう印象を受ける相場は、割と短い期間で、一度は大きく崩れることが多いと思います。

投資の時間的な基準

私は、著書には、ほとんど「私の投資の仕方」のような物事は、書いていません
これは、意図的なものです。
その理由は、ひとつは、著書で説明しているように、まず「自分の投資を語りたがる投資家は、勝てない投資家である」ということ。
もうひとつは
投資の方法というのは、非常に個人的なものであって、あまりに個人色が強く、汎用性欠ける
からです
投資スタイルというのは、完全にその人間個人のもの
であって、他人に使えるものではないのですね
だから
入門書で「私の方法」をゴリ推ししている本は、そもそも間違っているし、ゴミ
なのですが、入門書の大半はその類です。


さて、そういうわけで、本には書いていないのですが、私の場合、この前から書いているように、長いスパンで見ています
最近の強い相場でも、あまり楽観はしてない、と述べてますが、これは何も、この先上がらないだろうという意味でもないし、すぐ暴落するだろうという意味でもありません
そのうち、一時的に落ちるだろう、ぐらいの感覚です
その期間がどのぐらいかというと、おおざっぱに言って、私は、半年から1年を見てトレードしています

これは、なにも、1年後に手仕舞う、という意味ではないのです。
実質は数ヶ月なのですが、意識レベルでは、そのぐらいの気長な期間を見る、ということです。
そういう意識で、半年後にこうなっていればいいや、みたいな感じで気楽にトレードしていくと、まず、確実に、それは半年ではなく、2,3ヶ月で利益になります。
しかし、意識では常に半年なのです。

トレードというのは、摩訶不思議な人間機能の産物ですから、2,3ヶ月で利益を出すぞ、という目標を置いてトレードすると、なかなか、その通りにいきません。
目標を切迫した希望どおりに設定して、そのとおりに「思って」日々行動すると、まず、そのとおりにはならないものです。
ところが半年と思ってトレードすると、たいていは、その思っている期間より、遙かに短い期間で利益になるのです。
これはやはり、潜在的な認識の問題で、そうした部分から行動が変化してくる、ということです。

誰しも、早く利益を出したい気持ちがあるのは当然ですが、なるべく、悠長に構えるほうが、トレードは絶対にうまくいきます。
自分が利益を出したいと思う期間があるなら、その倍以上をメドに考えたほうが、うまくいきます。
その境地に行き着くのは、なかなか大変なのですが。



スキーに行ってきました

今日は土曜日、娘がいなかったので、妻と二人で、滋賀県の「びわ湖バレイ」にスキーに行ってきました。
実はびわ湖バレイの近くに、リゾートマンションを持っているので、夏もよく遊びに行きます。
私はにぶちんですが、一応、スキーは、そこそこ滑れます。
珍しく快晴で天候もクリア、これまでにないほど、良いコンディションでスキーを楽しんできました。

著書の中で、トレードを楽器やスポーツ、料理など、様々なものにたとえていますが、スキーとトレードもよく似ています。
スキーは、自力で上達するものごとです。
スキー教室というのもありますが、あくまでも、頑張るのは自分ですし、自分で技能をアップしようと思って、色々考えて努力しないと、上手になりません。
もっと具体的に言うと、スキーの上手になる人っていうのは、滑りながら
こうしたらどうだろう? こうしたらどうなるのか?
などと考えつつ、いろんなことを試してみるものです。
たとえば、脚を押し出すのがいいのか、引くのがいいのか、腰をひねるのか、上体を回すのか、どんな風に体を動かせば綺麗にターンできるのか、なんてことを試してみます。
しかも、最初は、何度も転びながら上手になるのです。

トレードも同じです。
初心者は、「本をたくさん読めば、スキーが上手になる」「秘伝の本を見つけたら、滑れるようになる」なんて思っているのと同じですが、本当は、何度も転びながら、自力で練習して技術を身につけるしかないのですし、それには、試行錯誤のプロセスが必須です。

スキー場を見ていると、子供達は、たいてい、あっという間に上達しています。
その理由は、彼らが一番運動神経がいい時期だというのも、もちろんありますが、それと同時に
彼らには何の先入観、思い込みもないので、非常に素直に、教えられることを吸収する
という部分があげられます。
これは著書に書いた「昔から相場師たちは、無知なおじいちゃんやおじさんに教えるほうが、教育水準の高い大人に教えるより上達が遙かに早い」なんて言ってるという話と同じことです。
ピュアな人ほど、吸収が早く素直ですが、頭でっかちの人は、なかなか教えてもその通りしませんし、納得しません。
残念ながら、うちの娘は極端に運動神経が鈍いので、いつまでも、上手にならないんですがねぇ(笑)

同様に、スキー場を見ていると
駄目な人
というのも、すごくはっきり見えます。
特に最近は、スノーボードの初心者で若いヤツに、極端にモラルがない人が目立つんですが、そういった人たちの中には
ああ、コイツは駄目だ
と思える人は多くいます。
すぐ諦める人
努力しない人
ダラダラしてる人
ダベりばかりの人
などなど、こういうタイプは上達しません

一方で、上達する人は、必ず
すごく頑張ってます
頑張れば良いわけでは、もちろんありませんが、頑張らなければ絶対に成功しないのは確かでしょう。


さて、日経平均は18000円台に値固めし、週末の夜間相場からすれば、来週は18500円をうかがう勢いです。
それでも、私はそう楽観はしてません。
何度も書きますが、私はかなり大きなスパンで物事を考えますので、今すぐ落ちるとか、そういうことを言っているわけではありませんが、いずれ2万円にのせるとしても、そんなに一気にどんどん高値を取るほど、環境が良いとも思えないのも事実ですし、徐々にポジションを売りに傾けています。
といっても、すごい長い目で見た分割売買ですが。

最近は、楽観した論調で、「日経は2万円を目指す」だとか、そんなのが目立ってきましたが、そういうことを言う相場解説者のほとんどが、「2014年には18000円以上」と言っていたのを、忘れないでください。
あいつらの言うことなんか、まるっきりアテになりませんからね

あと、今、株を買っている筆頭は
日銀とGPIF
ってことも忘れてはいけません、こういうの、半分インチキでしょっていうか、駄目でしょそのやり方、年金さん。

もっとも、著書に書いたように、実は相場は、実体経済とはほとんど無関係に動いています
その事実は、ついやっとこさ、不況を脱しつつあるような弱々しいはずのアメリカが、なぜか株式市場は史上最高値をつけたりする事実を見ても分かるとおりです。
だから、そんな風に、「そんなに経済は良くないだろう」みたいな話というのは、実はトレードには全く無意味ですし、経済を見ることなど、ほとんど意味はないのです。
どう動くかなんて、決して誰にも分からないので、そういう見込みで買いに走るんですはなく、その時々の状況へ対応するのが正しいトレードの方法です。
実際には、経済よりも、その時々の「イベント」への「曖昧な反応」を見るほうが、マーケットでは、よほど役立ちます。

むしろ、今現在の、私のそうした思いというのは、分析というより、もっと原始的な勘とでも言えるものです。
その思いは、「去年はこのぐらいまで稼いだから、そろそろ、ここらで終わりと思って手仕舞って(つないで)いこう」という前提がある上での話ですので、純粋な勘ではなく、なんとなく「もうそろそろ潮時」という感覚としての対応です。

さて、来週はどうなりますかね。


週末

本日の日経平均は、微妙に続伸して引けましたね、週末の割には頑張ってます。
先物のほうは、株が終わったあとの15分で上昇して100円高
日経平均は途中で小幅安を挟んでますが、ほとんど連続上昇に近いし、先物はなんと7日連続で上昇です
個人的には、それほど楽観してませんが、とにかく元気なのはいいことです、とはいえ、ここまで連続すれば、一度ぐらい、ドンと下がる日も近いでしょうかなぁ?

まあ、実践では悠長モードなので、あんまり細かいことは気にしてませんけれど。

オーナー紹介 増田蔵人
フリーで造型、PC関係等の仕事を多岐に渡り担当、関連雑誌等のライター。本名で著書が十数冊ある。
投資歴は30年。近年ライターとしての仕事が激減したため、プロトレーダーとして生計をたてるに至る。
2015年、ライター生活の集大成、トレーダー啓蒙書『投資の聖杯 ~投資常識の嘘~ 本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブル』を電子書籍でリリース。
最新コメント
ツナギ売買の入門と実践 [増田蔵人 著]


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