トレーダーズ・グレイル

トレードの世界を探求するプロトレーダー増田蔵人の気まぐれ更新ブログ 本当に勝てる投資家になるためのブログ

今回の著書のタイトル

以前書いた、I場4朗氏の話なんかも、結構グレーゾーンかと思うんですが、正直に言うと、毎度
グレーゾーンの話にビクビクしながら書くのもなぁ
という気持ちもありますね。

えーっと、どうなんですかね、まあ、普通の一般人が、ああやって投資講座で稼いでいる人に対して、アレコレ述べるというのは、アリだとは思うんですよ。
インターネット時代になって、はじめて一般人が、同じ大きさの権力ではない相手にも、対等に意見を言えるようになりました。
それが、ネット時代の最大の利点のひとつですので、その利点は生かしていいんですが、反面、誰でも好き放題に適当なことが言える、という問題もあるので、慎重さも要求されますが、その慎重さは、あくまでも、書き手のモラルに依存するのが、問題っちゃー問題です。


あー、なんか、例によって酔っ払ってるので(笑)、アレなこと書いてますが、話がズレてますね、ま、ズレてるとか言いつつ、ちゃんと後で繋がりますからw
まあ、アレですよ、私、元々、PC系のライターなもんですから、そのへんにこだわりがあるというかなんというか(笑)


話ズレましたけどね、早い話がですね、一般の人って、たいていはそんなややこしいこと考えずに、ただフラストレーションとか文句を書いてるだけだったりしますけれど、私はライター出身なので、こう、文章を書くときに、雑誌記事モードというか
コレ、OKかね?
と考える癖がついてる、ということです。

その基準でいうと、これからする話題は、微妙な話かな、と。


私は、若い頃は、結構、原稿が毒舌だったので、いや、今でも割と毒舌ですが、今の文なんか、昔に比べたら
トゲトゲが全部取れてつるっつるになった
ぐらい、丸くなった状態ですので、それだけ、昔はひどかったわけです。

読者からクレームがついて、読者が編集部まで押しかけてきて、編集部を巻き込んで対応になったり、みたいなことが何度かあったので(もっとも、ちゃんと原稿内容をチェックしてない編集が悪いんですが)、そーいうのに、過敏です。

人間歳を食うと、
まあまあ、そこはなあなあで。
みたいに、穏便に済ませよう、と思っちゃいますからね
これだからジジイはつまんないですねw
ま、その反面、どうしても筋が通らないこととかは、頑固に言い張る、みたいなところも出てきますけどね。
どっちにしろ、歳食うと、ろくないことないですな(笑)
みなさん、若いうちはトンガっていきましょう、パンクは聞きましょうねw


えーっと、そんな引っ張ってどうするんだよな、って話題です(笑)

何かっていうとですね、著書を出しました、という話のときに書いたように、今回の著書は、当初
うねり取りの入門と実践
というタイトルにするつもりだったんです。むろん、前著が
ツナギ売買の入門と実践
というタイトルなので、それにあわせたわけです。

それが、最終的になんで変えたか、っていうと、著書の前書きに書いたように、ツナギ売買の本を紙媒体で出さないか、という話があって、そのときに言われたのが
林投資研究所がツナギ売買(うねり取り)を専売特許のように商材にしているので、クレームがつく恐れがあるかも?
ということなんです。

念押ししておきますが、これはあくまでも、推測で、「事実」だということではありませんので、間違っても、この話だけで林投資研究所を悪者にした話題などを広めたりはしないでください。

ただ、出版側がそう言う以上、完全に事実無根な推測とも思えないんですよね。

実際、林関連以外で、うねり取りという単語そのものが、きちんと使われている商材がまず存在しない、なにかこう、明らかに避けられてる気がする、というのは、その出版社の話が来る前から私自身が感じていたことなので、説得力のある話ではありました。

むろん、「うねり取り」「ツナギ売買」は、古くからある手法で、別に林先生の専売特許ではありません。
確かに、林先生が書く以前には、ほとんど、他の書籍で、その単語を見たことがありません。
ですが、林先生の本にも「プロの誰々さんが、ツナギはうんぬん、うねり取りはうんぬんと言ってる」みたいな話がよく出てきますから、その記述自体、他のプロもその単語を使っていたという証明であり、専売特許ではない証明でもあるわけです。
いくら先生が広く一般に知らしめたからって、それを専売特許のように言うとしたら(あくまで仮定です)、それは言語道断で
ふざけんな!
って感じですよね。

そもそも、事実はどうあれ、
こんなポピュラーな技法の名称に関して、そんな疑念が出てくること自体が、常識的にはあり得ない話ですし、充分におかしい
んです。

これはアレですよ、要するに
カップラーメンはどこかの専売特許なのか
みたいな話ですよ


あ、もちろん、これは「林輝太郎氏がそういううさんくさいことをやっていた」という話ではないです。
林氏が亡くなったあとの話ですからね、そこをお間違えなく。

林投資研究所は、言うまでもなく、私が師とあおぐ林輝太郎氏が作ったものですが、林氏が亡くなった今、主にやられているのは息子の林知之氏です。
私は、彼の本を何冊が読みましたが、残念ながら、父親の林輝太郎氏の著作に感じたような感動、輝き、インスパイアのようなものは何も感じませんでした。
はっきり言えば凡庸、ごく普通にたくさんある投資のどうでもいい本の一部、という印象でしたし、何個か「とんでもないことを書いている」という印象も受けた覚えがあります。
読み直してないので(だって捨てましたしw)、あくまで記憶による印象ですが。

その印象から、私は彼に対しては、分かりやすく言うと、よく居る
天才の親の知名度という七光りだけで仕事している凡才の二世
たとえば
手塚治虫の息子の手塚真とか、宮崎駿の息子の宮崎吾朗
みたいな印象を持っているのです。

今の林投資研究所に対しても、いわば天才の遺産を使い回し続けて商売しているような、手塚治虫先生の亡くなった後の手塚プロ、赤塚不二夫先生の亡くなった後のフジオプロ、みたいな印象を持ってますので、あまり好感はありません。

この印象が、うさんくさい話に説得力を持たせるわけです。
親の残した「うねり取り」や「ツナギ売買」で商売している、という印象ですね。


まあ、とにかく、そういう理由から
もしもクレームがついたら困るので、「うねり取り」という単語をタイトルに使わなかった
ということなのです。

さて、冒頭のほうで、「インターネット時代になって、はじめて一般人が、同じ大きさの権力ではない相手にも、対等に意見を言えるようになりました」と書いたんですが、これは正解でもあり、また、嘘でもあります。
ほら、話、繋がったでしょう(笑)

というのは、たいてい、大きな企業っていうのは、それなりの規模の会社からクレームがつくと、事なかれ主義でその主張を鵜呑みにする傾向があります。
いくら、一個人が反論を言って、相手が間違っていても、たいていは、全く、聞く耳を持ちません。
たとえば、ヤフオクで企業からクレームがついた場合、出品者の反論を一切聞かず、いきなりIDを削除していたYahooなどは、その最たるものです
Yahoo被害者の会、などのワードで検索してみれば、この話は分かります。

というか、私もかつて自分で会社を作って、ヤフオクで商売していたことがあるのですが、いわれのないクレームからいきなり有無を言わせずID削除された、という被害にあってますし、その他にも、有料登録で詐欺まがいの腹立たしいことに会った経験がたくさんあったので、Yahooは大嫌いです。

そういうわけですから、もしも、「うねり取り」を使ってクレームがついた場合、いくらこちらが正論を言おうと、Amazonが即座にこちらの主張など全く聞かずに、本を出版停止にする可能性があると考えたわけです。
Amazonも、そのへんの「聞かなさ加減」はかなりものらしい、というのは、「ブラックジャックによろしく事件」で出版界には知れ渡っていますので(知らない人は検索してみたら分かります)。

そんな安全策から、しぶしぶ、「うねり取り」の単語を避けて、ああいうタイトルになったわけです。

大人の事情劇場でした(笑)






テクニカルアナリストって・・・

先日、ラジオNIKKEIを聞いていたら、とあるテクニカルアナリストの人が
テクニカルの見方が自己流になってるんじゃないか
という話をしてたんですよね。

えっ? コイツなに言ってんの?
と思いました。

この人は
自己流はあかん
ということを言ってたんですが、言い換えると
テクニカルの見方に正解がある、正しい見方がある
と思ってるということなわけです。

この人は、アナリストが自分たちの権威付けのために作った
国際テクニカルアナリストなんちゃら協会
とかいう、あの
本当に心の底から、本物のテクニカルトレーダーにとっては、どうでもいい組織
のライセンスみたいなアレを持ってる人なので、そーいう考えになるんでしょう。
日本アナリスト協会とかなんとかいうのも、本当にどうでもいいですが。

本気でギャンブルで稼いでいるギャンブラーが、「国際ギャンブル予想協会」なんてものに権威を感じるでしょうか(笑)


著書で何度も書いてますが、私はテクニカルトレーダーですが、テクニカル分析なんてものは役立たずです。
実践的なテクニカルトレーダーは、みなさん、テクニカルは役に立たない、とはっきり書いています。

しかし、役立つのです。
それは売買の心理的トリガとして最強だからであり、そのテクニカルの解釈というのは
テクニカル分析は数学ではない、テクニカル分析はアートだ
と米国でよく言われるように、完全に主観的、感覚的な判断になります。
あくまでも主観的なもので、機械的な判断ができるものではないから「役立たず」ということになるわけです。
つまり、そもそも
全てのテクニカル分析は自己流でしかない
わけです

だから、「コイツ何言ってんだ?」となるわけです。

そのくせ、この人、よくテクニカルに対して「と私は思うんですけどね」「と私は解釈するんですけど」「私はこう見るんですけど」ということを言うんです。
この物言いって、「私という個人はこう解釈する」ということで、要するに「私の自己流です」っていうことを言ってるわけですよ。
言ってることが、やたら矛盾してるじゃないですか、と思うんですが、たぶんライセンスとか持ってるので、「私の自己流は間違った自己流ではなく正しい」とか思ってるんでしょうね。


メディアにたくさん出てくる、テクニカルアナリストなんて肩書きの人間が、こんなレベルなんですから、彼らの話すことに騙される初心者はまいりますよね。
そういうのの積み重ねが、初心者が投資に参加したとき、なかなか勝てる投資家になれない大きな原因のひとつだと思いますので、著書にも書いたように、こういった人々は、もっと自分の与える影響と責任をちゃんと捉えるべきだと思います。





本の価格

前回、本の内容の重複について持論を述べたので、ついでにもうちょっと。

投資なんてのは「本を読んで儲かるなら本が1冊100万円でも安いもんだ」なんて言われるように、もしも本を読んだだけで儲かるなら、たとえ本の価格が100万円でも安いですよね。
だって、無限に儲かるんですから、そんなのすぐ元が取れて、がんがん儲かるわけですから。
言い換えると、そんなおいしい話はあり得ないわけです。

結局は
本人の努力次第
です。

けど、世の中に、少しでも、儲かることに直結する示唆を与えてくれる本は確かに存在しますね。

私の場合、林輝太郎氏、立花義正氏、海外だとナシーム・ニコラス・タレブ、ダニエル・カーネマン、マックス・ギュンダー、オリバー・ペレスなんかの本がそうでした。
あと、著書でも取り上げております、インデックス投資派の著書も、反面教師の意味で非常に役立ちました。
それにしても、最近、行動経済学の本を読み直して、あらためて思ったんですが、毎度、ネタにしてますが、インデックス投資派のバイブル「ウォール街のランダムウォーカー」の著者、バートン・マルキールは、節操ないですねぇ。
著書でケチョンケッチョンに行動経済学をこきおろしていたくせに、行動経済学者のリチャード・セイラー(最近ノーベル経済学賞を取った)の著書に、絶賛の序文を寄せてるんですもの(笑)

あー、まー、いずれ参考書籍はまとめたいと思ってるんですが、なかなか面倒で。
ブログでちまちま紹介しようか、と思いついて、以前、一回ブログに載せましたが、それから続いてませんね(笑)
正直、最初の著作には「参考文献一覧」を載せようと思ったんですが、それも面倒すぎてやめました(笑)
それでも、一応、主立った名前は、参考になるように著書に書いてあるんですけどね。


話ズレてます。
ダイレクトに儲けさせる聖杯ではなくても、儲けに繋がる何かをくれる本は確かにあると思うんです。
ただ、これまでも述べたように「人は、己の実力分しか本から読み取れない」と言われるように、そこに「大事な何かが書かれていることに気づくかどうか」は、その人次第なんですよね。
気づいたら、それはとても貴重なことです。

著書にも書いたように
結局、良書というのは、たいてい、初心者の頃は気づかないもので、自分が少しずつステップアップしていき、その間に何度も読み返して、そのうちに、読んでてハッとする、ピンとくる時、というのがあるものです。

立花義正氏も、著書で、自分がある程度のレベルに達したときに書籍を整理してみて「意外なことに、良いと思った本は、初心者のときには簡単すぎるだとかで馬鹿にしていたような本が多かった」みたいなことを書かれてますね。

そんなわけで、少しでも気になる本は、何度でも読み返すことをおすすめします。


そういう本はとても貴重で、それは将来の稼ぎに繋がるんだから、価格が高くても「安い物」だと思うんです。

今述べた「本人の努力次第」ということだって、投資に参加したばかりの頃は、そういう自覚が本当に深層心理にまでは無いわけで、それを少しでも「気づかせてくれる」本があったなら、充分に有意義です。

いつも述べているように、投資の本というのは、ほとんど95%はゴミです。
本当に、箸にも棒にもかからない本ばかりです
初心者のときに500冊以上、超無駄に読んだ馬鹿な私が言うんだから間違いありません(T.T)

もーホント、どんだけ投資の本、捨てたか分かりませんよ、お金もったいなかったなぁ(笑)

そんなのが、投資の書籍を取り巻く現実ですから、投資の本は、本の中に、一カ所でも「役にたった」と思える場所が存在するなら、それだけで、充分に有意義だと思うのです。
それが3千円の本でも、一カ所役にたつ発見があるなら、有意義で安いものだと個人的には思います。

ただまあ、こういう認識ができるのは、やっぱり
大量の駄本に出会った後で、それなりに利益が上がるようになった時
だと思うので(笑)、最初はなかなか、そうは思えないでしょうね。

私なんか、貧乏性なので、結構、本が2400円とかすると、買うのに躊躇しちゃうタイプだったんですけど、やっぱり、読まないと、いろんなことは分からないですね。
将来の儲けに繋がる授業料だと思って、初心者のときにも、たくさん読むといいです。ほとんどはゴミでしょうけど、それも授業料ですw





オーナー紹介 増田蔵人
フリーで造型、PC関係等の仕事を多岐に渡り担当、関連雑誌等のライター。本名で著書が十数冊ある。
投資歴は30年。近年ライターとしての仕事が激減したため、プロトレーダーとして生計をたてるに至る。
2015年、ライター生活の集大成、トレーダー啓蒙書『投資の聖杯 ~投資常識の嘘~ 本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブル』を電子書籍でリリース。
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ツナギ売買の入門と実践 [増田蔵人 著]
うねりを捉える投資技法の実践 [増田蔵人 著]
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