トレーダーズ・グレイル

トレードの世界を探求するプロトレーダー増田蔵人の気まぐれ更新ブログ 本当に勝てる投資家になるためのブログ

モニタが壊れました

愛用していたPhilipsの巨大モニタが壊れてしまい、仕方なく新しいモニタを通販で購入して、届くまでペンタブレットの小さな画面でしのでいたので、久しぶりにブログです。

2年半しか使ってないモニタなんですが、しばらく前から画面がチラつくようになっていて、ドライバやビデオカードに問題があるのかもしれない、と色々調べているうちに、数秒で画面が消えるようになってきまして・・・翌朝、もう一度確かめようと思ったら、うんともすんとも言わなくなったという(笑)

で、トレーダーですから、こういうとき、予備がないと困りますよねー。

私も、一応PCの仕事してた身ですので、屋根裏収納に古いモニタが5個ぐらいゴロゴロしてるんです。
いっぱいあるので、壊れたときの予備なんかたくさんあるや、と思ってました。

ところが最近、モニターの端子が変わってきてる問題に気づいてなかったという。
今の私のPCはディスプレイポート専用でモニタに繋いでるんですが、このディスプレイポートという仕様が出てきたのは、ごく最近なんですよね。
それ以前に実装されたデジタル端子であるHDMIもありますが、あれも割と最近の仕様なんです。
だから、いくらモニタがゴロゴロしていても、古いと繋がる端子がついてないんですよ(T.T)
ということに、壊れて初めて気づいたという(笑)

幸い、映像の映る14インチのペンタブレットがPCに繋がっていたので、その画面で、新しいモニタが届くまでしのいでいました。


私ら、日常生活を普通に送っていると、「今現在の状態が普通」だと思い込んでしまうんで、こういうことは、案外、よくあるんですよね
いろんな端子の仕様変更に意識がいかないという。
古い映像機器の高いやつを人に貰ったりして、やったぜー、と思って、ブルーレイプレイヤーを繋ごうとしたら、古いんでHDMI端子がついてなかった、とかね(笑)
今ではスマホとかでもUSBのマイクロ端子が一般化してますが、少し前まではマイクロ端子はヤワいんであまり使われてなくて、ミニ端子が割と一般的だったので、いざ繋ごうと思ったら、端子形状があってなかったり、とか。


というわけで、ナニが言いたいのかというと
トレーダーなら、いざというときの予備のモニタは用意しといたほうがいい(笑)
というよりも
予備があると思って安心してないで、仕様の変化には常に注意しよう
ということでしょうかねぇ?(笑)







チキンレースはどこまで行くのか

色々忙しくてご無沙汰です。

最近は、やっと日経平均も戻してきましたが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

ラジオ聞いてると、まあ、みんな好き放題言ってますが、どうなんですかねー?
個人的には、これは単に、俗に言う
「外部環境が落ち着いてる」
っていうアレだと思うんですよね。
「良くなってる」
ではないですから。

実際のところ、なーんも「良くなって」はいないんですよね。
イギリスの離脱に関しても、「合意なき」離脱、に関しての不安が織り込まれているだけで、それが延期だのなんだのなってるから「マシ」になってるだけですよね。
誰かが言ってましたが、実際には
離脱そのものは全然織り込まれてない
と。
ホントそのとおりだと思います。
そうなると、また、ボカーンとくることがあるんじゃないかと思います。個人的には。

中国にしたって、輸出量からしたら圧倒的に中国が上なんで、チキンレースしたら中国が負けるの必至ですから、どっかで折れるだろう、って言ってる人が多いんですけど、今の中国って完全独裁体制ですからね。
ヘタしたら習近平の終身独裁ですよ、もう北朝鮮みたいなもんですから、今や、あの国を常識で判断するというのは無理なんじゃないかと思うんですよねー、とか、なんとなく思う今日この頃です

おそらくチキンレースは大統領選直近まで続くので、まだまだ恐ろしい相場が続きそうです。
トランプツイート爆弾で、一瞬で様相が変わってしまうので、トレーダーとしては、やりにくい日々が当分続きそうですね。
余暇でトレードをされている方は、こういうときはポジションを減らして小さくトレードすべきなんですが、職業トレーダーとしては、生活がかかっているので、そうもいかないので辛いところです(T.T)








お盆こぼん

みなさん、お盆はいかがお過ごしでしたでしょうか?

休みましたか? それともお仕事でしたか?

ウチの場所は新興住宅地なのですが、周りのおうちの方は、やっぱり帰省される方が多いようで、数日間車がなくなる家が多いんですが、ウチは実家まで車で15分なので特に帰省するわけでもなく
あまりに暑いので、びわ湖にバカンスに行く繰り返し
でした(笑)

なんせにゃんこが4匹いますので、あまり長時間の遠出はできませんのです。
志賀(滋賀県の志賀という地名)にはリゾートマンションがあるので、宿泊費かからないから、車を運転する気力さえあれば、すぐに避暑に行けます。
今年は車を買い換えて、自動運転で行くのがとても楽になったから、この夏、行くの4回目ですね。
あと一回行きたいなぁ。



ところで、最近私が気になっているのは、ラジオやテレビなどで、
急にMMT理論(現代貨幣理論)がもてはやされてきた
ことです。
ずいぶん昔からある理論ですが、最近、突然、メディアでクローズアップされてきた気がします。

これは、端的に言えば「国はいくら借金しても大丈夫。それで破綻した国はないから。ヤバくなったら、お金刷ればいいじゃん」っていう理論です。

私の個人的な意見ですが、はっきりした言い方をすると、コレは
馬鹿の理論
だと思います。

ところが、困ったことに、MMTが実例としてあげるのが
借金大国日本
なんですよね。
ものすごい借金してるのに、破綻してないでしょ。
っていうわけなんですよね。
日本の国債は、ほとんどが国内なので、要は国内でお金刷れば解決する、ってわけなんですが、麻生大臣は
「極めて危険なことになりうる。この日本を(MMTの)実験場にするという考えはもっていない」
とか言ってますし、日銀の黒田総裁も
「こうした考え方がわが国に当てはまるという見方は全くの誤り」
と、黒ちゃんにしては珍しく辛辣な反対意見を表明してます。

ハイパーインフレが起きかねない問題は初期からずっと指摘されていますし、だいたい、この理論の根拠自体が嘘なんですよね、日本は破綻してないけど、それで破綻した国ってたくさんあります(笑)

あとね、MMT理論って、実は「国は破綻しないから大丈夫」って言ってるだけで、国家経済に一番肝心なことをひとつも言わないで、あえてスルーしてるんですよ。
それは何かっていうと
その方法で果たして経済成長するのか?
っていう部分なんです。
MMTは一言も「経済が成長する」とは言ってないんですよね。


すいません、今回の話題、MMTの善し悪しや個人的な評価はどうでもいいんです
私が気になっていることはですね
要するに「大丈夫大丈夫、いくら借金しても国は大丈夫だから」って主張する理論なので、一言でいうと
国に心配があるときに、安心するのにとっても都合のいい理論
なんですよコレ。
だから昔からある理論なのに、突然
この理論が重宝されはじめたときは、だいたい、かなりその国の経済がヤバいとき
なんです。

いや、厳密に言うと、突然、重宝されはじめるときは、おそらく、何か、民衆が感じ取ってる時なんだと私は思うんです。
要するに
なんか日本経済ってそろそろヤバいんじゃね?
みたいな空気を感じてる人が増えたときです。

これはあくまでも、「なんとなく、多くの民衆レベルで感じ取る空気がそうなってる」ということで、それが、イコール、実体経済が必ずしも悪いとは限りません。
実体と一致するとは限らないのですが、
少なくとも大衆(それを重宝するメディアの人々も含めて)が漠然とした不安を感じはじめてきたとき
だと思うんですよね。

そうだとしたら、これからの株は売りですね(笑)







オーナー紹介 増田蔵人
フリーで造型、PC関係等の仕事を多岐に渡り担当、関連雑誌等のライター。本名で著書が十数冊ある。
投資歴は30年。近年ライターとしての仕事が激減したため、プロトレーダーとして生計をたてるに至る。
2015年、ライター生活の集大成、トレーダー啓蒙書『投資の聖杯 ~投資常識の嘘~ 本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブル』を電子書籍でリリース。
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