トレーダーズ・グレイル

トレードの世界を探求するプロトレーダー増田蔵人の気まぐれ更新ブログ 本当に勝てる投資家になるためのブログ

週明けの波乱

みんなが固唾を呑んで見守っていたギリシャの緊縮策の是非を巡る国民投票ですが、意外なことに
反対派の圧倒的?多数
で終わりました。
圧倒的かどうかはともかく、事前のいくつもの調査では、ほぼ拮抗しているというのが報道だったので、予想外の差の大きさだったのは確かでしょう

いざ投票となれば、感情論が先にたつので、反対派が増えるんではないか
とある程度想像していたものの、ここまで差が大きいとは驚きでした

そんなわけで週明けの相場は、ひとまず波乱が必至でしょう
既に、為替はユーロは当然ですが、ドル円も円高に窓をあけて振れてます
とはいえ、ある程度は織り込まれていることですし、どっちも想像されていたことなので、一波乱あったあとは、落ち着くと思います

だいたい、ギリシャなんて国は、知らない人も多いようですが、実は昔から、何度もデフォルトを起こしてる国なんです
デフォルト常連とも言えるほど、何度もやらかしてるんで、今更、騒ぐようなことではありません。
ただ、通貨がユーロになってからは、初です
言ってしまえば
そもそも、こんな国を入れたのが間違い
と言えなく無いんじゃないですか?(笑)

まあ、とにかく、我々職業トレーダーが考えることは
ギリシャ問題がどうなるか
ではありません、そういうことを考えているようでは、トレーダー失格です
考えることは
マーケットがどう反応するか
のただ一点です
実質的な物事と、マーケットの反応は一致するとは限りません、いや、むしろ相反することのほうが多いので、そこがどうなるか、を見ていかなければなりません

個人的には、ここは絶好の仕込み時だというスタンスは変わりませんが、あくまでも、私の場合は、見ている時間枠がある程度長いからで、自分のトレード時間にあわせたスタンスで臨みましょう




ギリシャ危機と中国2

ギリシャ問題ですが、いよいよ、この5日が(実行されるなら)国民投票日です
いったい、どう決着がつくんでしょうか

そもそも、国民投票には結構金がかかるんで
そんな無駄金使ってる場合か!
というツッコミがニュースで見られないのも不思議ですが、その国民投票にかけようという緊縮策は
30日の借金返済期限までのもの
です
これも、あんまりツッコミがないのが不思議ですが
要するに、やっても何の意味もないわけです

返済期限までに返せない場合、策は完全に白紙から考え直します
とEUからハッキリ言われていますので、30日過ぎてから投票しても何の意味もないわけで、すっかり茶番劇ですよね、こんな馬鹿げた話はないです

なんかもう
チキンレースの茶番劇
に振り回されるマーケットは、いいツラの皮ですね

あと中国が本当の震源地ですが、下げてますね
とはいえ、以前書いたように、そもそも、中国株って、昨年の末から、急激に暴騰していて、それ以前は、ゆるやかに上昇していたんですよね
経済が良いわけでもないのに、急激に暴騰し続けていたのは、明らかに「根拠なき熱狂(ロバート・シラー)」ですから、そのぶんが剥落しただけです
グラフを見れば分かりますが、今、だいたい、以前の緩やかな上昇を直線で延長していくと、ちょうど延長上あたりの位置に株価が到達しつつあります
ようやく
適正なところまで戻った
という感じなので、ここから、どうなっていくかで、真価が問われると思います、ここらあたりからまだまだ下げるようだと、本格的な長期下落相場入りではないかと思われます



ギリシャ危機と中国

ずっと書こうと思っていて、ブログ更新をサボっていたので(笑)、書いてなかったんですが
このところ、日経平均は
強いなぁ
という印象が、非常に強かったです
底堅い
というヤツですね
そう思わせていた要因というのは、実は中国市場の下落です

ここのところ、日経は昨日の暴落を別にすると、ずっと比較的底堅く推移していましたが、その裏で、ここ10日ほどの間を見ても、中国株の下落は、3%以上が4回、なんと7%以上が2回というすさまじい下落っぷりです
日本市場が開いている間に中国市場も開きますので、日経の裏にその影響があるわけですが、それなのに、日本市場はここまで下落しても大したことなかった、というのは、相当に強いという印象だったわけです。

しかし、みんな、気にはしていたことは、していたはずです
そこで、ギリシャ危機という、格好のトリガーが引かれると、突然、これまでは無視していた中国不安が急に思い出される、という次第です
雰囲気がネガティブになると、これまでは気にしてなかったものまで、ネガティブ材料になっちゃうわけです
こういうことは、相場では毎度起きることですが、そういうわけで、今の相場の下落というのは、実際には中国の影響が非常にでかいと考えられるわけです

もっとも、これも、中国株は目先の価格がアンカーになっているから、大暴落という風に感じられるわけですが、私などは手書きチャートをつけていますが、それを見れば分かるように、これまで、異常なほどの暴騰を続けてきて、チャートが切り立った山のようになってます
これだけ急激な上昇というのは、なかなか目にすることができません、そのぐらいすさまじい上昇でした。
そもそも、この上昇が異常だったのですから、そのぶん下がったからといって、大したことはありません。
これまでの経緯と、最近の中国経済の指標の低迷っぷりを見れば、まだ充分、価格は高値圏にいて、下げたりないぐらいです。
ということは、まだ一段の下げがあってもおかしくない、ということでしょうから、警戒はしておきましょう

こういう場面で、状況が「どうなるか分からない」というのは、現実的な影響ではないからです
現実的には、ギリシャが破綻しようが、別にそんなに影響はありません
相場解説というのは、多くが、実体的な影響から物を語らせ、判断されますが、実際にはギリシャの影響が大したことなかろうが、中国の影響が言うほど大きくなかろうが
それを、マーケット参加者の心理がどう捉えるか
ということにかかってます。

たとえば、ネガティブ派は、中国への日本市場の依存度をよく言いますが、著書でも書いたように、「コマツが中国関連だ」なんていうのは、思い込みに過ぎません。
ただ、漠然と語らせると「人口がこれだけ多いから、この購買力は大変なものだ」というイメージ的な話になってしまうのです
が、実際に中国の貧富格差をみれば分かるように、購買層はごくわずかなんで、人口にそんなに連動してないんです
コマツように、ある程度経営能力のある企業は、いかに中国という怪しい国の経済が危ないかは、ずっと前から知っていますから、収益依存度を減らし続けてきています
生産設備は多いですが、収益依存度はそれほど高くない企業が多くなっています。
そういう意味で、私は、ネガティブ派が言うほど、中国経済破綻の日本の実態経済への影響は大きくないと思います
しかし、それと、投資家が心理的にどう捉えるか、は全く別問題です。
そこが相場の難しいところです

もっとも、何度も言いますが
めったにこういうことは言いませんが、今は絶好の仕込み場です


オーナー紹介 増田蔵人
フリーで造型、PC関係等の仕事を多岐に渡り担当、関連雑誌等のライター。本名で著書が十数冊ある。
投資歴は30年。近年ライターとしての仕事が激減したため、プロトレーダーとして生計をたてるに至る。
2015年、ライター生活の集大成、トレーダー啓蒙書『投資の聖杯 ~投資常識の嘘~ 本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブル』を電子書籍でリリース。
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