トレーダーズ・グレイル

トレードの世界を探求するプロトレーダー増田蔵人の気まぐれ更新ブログ 本当に勝てる投資家になるためのブログ

トレードどころではなかったです

正月に
足がアイタタタ
と書いたきり、ご無沙汰でした。

ま、何をしてたって、多少は忙しくしてたのもありますが、主に
ずーっと足の痛みとひたすら戦っていました(笑)

医者の話では
痛風と、年齢による扁平足化で関節に負荷がかかり炎症を起こしてるのが平行してるんではないか
とか。

痛風
風が吹いても痛い
とはよく言ったもんですよ、まさにそんな感じです(T.T)

じっとしていても痛いんで、痛みに耐えてるだけで、体力と精神力が削られてく感じがするので、動く気力がなくなっていくんですが、さりとて日常生活の義務はやらなきゃいけないので、痛みに耐えながら活動してました。
それだけで精一杯だったので、トレードしたり本を書いたりしている場合ではありませんでしたね。

ようやく、痛みがひいて、少し余裕が出てきました、というところです。

ありがたい、以前骨折したときに買った杖が役立ちました(笑)
杖二本持ってます、どんだけおじいちゃんなんだw

しかし、一番困ったのはウチの愛犬、コレが散歩しないとトイレしないんですよねぇ
左足だけサンダルで(サポーターを巻いてるので靴がはけない)右足靴はいて、杖ついて時々「うぁあ!」「ひぎゃあ」とかうめきながらよろよろと犬の散歩をしている中年のオッサンは、傍目からはさぞかし怪しかったと思いますw

ホント、ちょっとした地面の凸凹で思わぬ激痛が走って、声出ちゃうんですよ。
まーしかし、左足で本当に幸いでした、右足で車の運転ができますから、まだなんとか生活できました。これが右足だったらと思うと恐ろしいです。

2019-12-13 07.33.59
▲足が痛いときは、とっても面倒臭いぞ散歩わんこ。譲渡会で貰った犬で、最近数年ぶりに顔出したら、会う人会う人に「太りすぎ」って言われたw ウチ来たときは野良上がりで超痩せ痩せだったのになぁ

2020-01-13 10.42.48
▲湯治にホテルの日帰り温泉とかも行ってきた。温泉入りまくって、気のせいかちょっと楽になってきたかな、と思った帰り際、周りを見ない娘に蹴られて悪化した(T.T)



ところで話はコロっと変わりますが、投資セミナー会社のゲンキの脱税のニュースが出ましたね。

投資セミナーを主催する会社の代表らが法人税など6700万円を脱税したとして、東京地検特捜部に逮捕されました。
投資セミナーを主催する会社「ゲンキ」の代表の林宣彦容疑者(54)と工藤千愛容疑者(43)はおととし3月までの2年間に約2億8000万円を隠し、法人税など約6700万円を脱税した疑いが持たれています。特捜部によりますと、林容疑者らはゲンキ社の売り上げの一部を除外する方法で脱税していたということです。林容疑者らはセミナーに講師として有名女性トレーダーを招くなどしていました。特捜部は東京国税局と合同で関係先を捜索し、金の流れなどを詳しく調べる方針です。
(ニュースサイトから引用)


ああ、やっぱりな、という感じです。
ここは以前から、めっちゃうさんくさい会社だなぁ、と思っていたのですが、案の定かと。
社長の見た目とか、うさんくさいもんねぇ(笑)

私が、この会社うさんくさいなぁ、と感じた最初の要因が、記事に書かれてる
有名女性トレーダー
なんですが、ま、ぶっちゃけて言えば
自称億トレーダーのウルフ村田
ですな
ウルフ金串なら知ってるけど、女でウルフってなんですかそのリングネームは?(違う)(笑)



この人は、テレビに出ているときから、ずーっと、うさんくせえおばはんだなぁ、と思っていたのですが。
案の定というか、近年は
1400万円以上の借金を返済しないで訴えられたり
名誉毀損で訴えられたり
4300万円以上の借金を返済しないで訴えられたり
株式会社RVHから訴えられたり
借金裁判の過程で億トレーダーのはずが資産が1万6千円しかなかったことがバレたり
と、なかなかすごいお笑いネタの提供っぷりです(笑)
ネットの情報は真偽ありますが、少なくとも裁判に関しては公式に番号?が公開されていますから事実であることは間違いないです。

裁判で奇行が目立ったといいますが、そのへんのエピソードも凄いです、とにかくこの人に関しては、呆れるような話題には事欠かないので、書き切れませんが、検索してみたら分かります
億トレーダーの件に関しては「マスコミが勝手に言ったことで、自称してない」とか言い訳したとか、見苦しいな(笑)

ちなみに、この人は名誉毀損の裁判で2017年9月から「懲役6ヶ月執行猶予3年」の判決を受けているはずなんで、今現在も執行猶予中のハズですが、そんな時期に投資商材の勧誘してもいいんですかね??
法的には良くても、普通は、モラル的には、執行猶予中にまたそんな詐欺的な勧誘をいけしゃあしゃあとやらないよねぇ
(悪質な行為を繰り返すので、現在はTwitterから作っても作っても繰り返しアカウントを凍結されている模様です)

ニュースだとゲンキの関係者ではなく外部の人間のように書かれていますが、実は、かつてウルフ村田が使っていたドメインがゲンキの物でしたので、実際には、かなり「グル」に近いんではないかと推測してます。

まあ、何が言いたいかっていうと
だいたい、投資商材の勧誘なんて、大半がそんなもんです。今回は、いい反面教師の例が出てきたと思うので、初心者のみなさんは、くれぐれも引っかからないように気をつけましょう
ってことです。


追記:そうそう、以前、何度かI場4朗氏は怪しいのか、どうなのか、という話題を書きましたが、ちょっと「あれっ?」と思ったきっかけのひとつが、このウルフ村田と対談して、普通に怪しいこのおばちゃんの話を肯定してたので、気になった、というのがありました。





著書にも書いたように

あけましておめでとうございます

みなさま、あけましておめでとうございます。

昨年の投資はいかがだったでしょうか。

私は、持病といいますが、左右とも足のあちこちを痛めた過去があり、その古傷なのか、時々足のどこかがものすごく痛くなるのですが、今年も元旦早々、持病の足首の痛みで苦しんでおります(笑)

もう、じっとしてても痛いので、耐えてるだけで気力と体力が削られている感じで、痛くて寝られないので、しんどいですW

部位は違いますが、昨年も元日から痛み出して、ここ数年は、なぜか元日が痛みのピークです

なんかものすごくバチを当てられてる気分です(笑)
たぶん年末に年越し用の料理や大掃除をしまくって負荷がかかるのが、正月にどっと来るんでしょうが。

んなわけで、毎年、大晦日に近所の神社に初詣に行ってますが、今年はなしで、おうちでじっとしてます。

おまいりしなかったからって、更にバチ当たらないといいなぁw 足の痛みが治ったら行ってこよう。

2020年賀状-03
▲毎年絵を描いてるんですが、今年は趣向を変えて、ハムスター作ってみました。
既存の3Dデータをいじくって3Dプリンターで作った後、塗装してフォトレタッチで合成しました。

今年が投資家のみなさんにとって良いお年でありますように。







もはやハッピークリスマス、かな??

どうも、みなさん、お久し振りです、すっかり年末になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

私は、まー、特段書くこともないというのもあったんですが、年末が近づくにつれて
なんとか、年内に、書いてた本を出したいなぁ
という切実なアレもありまして・・・なんせ出せないと2年越しになっちゃいますから頑張ってたんですが、もうページ数が「投資の聖杯」以上に増えてしまって、まとめるのも一苦労なので、明らかに無理っぽいです(笑)

その上、昔、造型の仕事をしてたことは時々書いてますが、ここ10年ぐらい、また、そっちの仕事もやりたいなぁ、とばくぜんと思ってたんです。
当時の雑誌の編集者さんとコンタクトが取れて、もしかすると、20数年ぶりに、そっち系のほうでもちらっと久々に世に出られそうな可能性がある、ということも重なっていて色々と忙しかったんですが。

ま、経験的に、「いつまでになんとかしたいなぁ」と、こういうことを思うときは、まず、無理なんですけどね、分かってますよ、ええ(T.T)
こういうこと言ってるときは、だいたい、あと半年はかかるんです(笑)


というわけで、話は変わりますが、私は宗教心とかそーいうのは一切ないんですが、割と近いカトリック枚方教会というのがクリスマスコンサートを毎年やるので、見に行くのが定例行事になってまして。
これに日本ではかなり「上」のほうの方、まあバイオリンをやる人ならたいてい知ってるだろうバイオリニストの人が毎年出てるんですが、演奏が凄いんですよね。本当に凄いです。

自分は、実は、子供の頃バイオリンをちょっとやってました、今じゃさっぱり弾けませんよええ(笑)
母が元音楽教師なんで、色々やらされましたが、今じゃ独学で細々とギターが弾けるぐらいです。

んで、今は娘がピアノやってたりするんで、その関係で、音楽教室が楽器の先生のライブとか時々開催したりするんで、一応、バイオリンをちょくちょく聞いたりもするわけなんです。
そうするとね、悪いけど、音楽教室レベルのと、クリスマスコンサートのとは、もう全然違うんですよ。
天と地ぐらい違う。はっきり技量と表現力の違いって、素人にも分かるもんだなぁ、と毎回実感します。

今年は、それに加えて、ソプラノ歌手の人が来ていて、生で聞くと、あまりの音圧に圧倒されました。

てなわけで、これは投資のブログですので、そこに無理矢理に帰結するわけですが(笑)
まあ、ああいうのを聞く度に
練習して上達することは大事だなぁ
才能はともかくとしても、練習を続ければ、あるレベルまではいけるんだなぁ
と思うわけです。

これも著書に書きましたが、鏑木繁氏が、結局、相場師はなんでも相場と結びつけて考える、ということを述べておられますが、最近、自分の思考を思うたびに
いやまったく、その通りですね
と思います(笑)



で、徒然なるままに書いてるので、また話は変わりますが、日経平均が年初来高値を更新するか? という時期にヒネクレてるようですいませんが、
これから先は分かりませんが、私は今現在のところは、前からずっと言ってるように相場に対してはネガティブに見てます

ただまあ、最近の相場は、ちょっと変すぎるかなぁ、という、漠然とした、本当に、あいまいで漠然とした印象は感じてます。

私が、ネガティブだというのは、たとえばですけど、イギリスのブレグジットにしろ、「最悪のケースを回避する道筋がついたので好感して株が上げた」とかいう説明なわけです。
中国と米国の関税の問題にしたって、「一応、合意したのを好感した」と説明されるけど、事実上の先送りなわけですよ。

んで、これは、本質的には、全部ネガティブな材料でしょう?
どういう形であれ、根本的にイギリスがユーロ圏を離脱すれば間違いなく巨大なネガティブ材料だし、それはいまだに市場に織り込まれてるとは思えません。全く織り込まれていないと思います。

米国の関税だって、「この先の関税が先送りされた」っていうだけで、今現在かかってる関税を全部チャラにしようって話じゃない。あるいは、ちょっと減らすかもしんないけど、大半はそのまま。
関税の全面撤廃なんかしたらトランプさんはモロ「弱腰」って見られるから、そんなことは次の大統領選が済むまでは絶対しないはずなんで、これも、本質はものすごいネガティブな材料なんですよね。

世界経済の話にしたって、市場関係者はよく「底入れした」とかなんとか言ってますけど、そんなこと言ってんの投資の関係者だけでしょ。だいいち、「この先の世界経済は悪いかも」とか言い出したのが今年なのに、1年で底入れするはずないじゃないですか。
経済学者の大半は、これから悪くなるとか言ってるわけですし、もうお先真っ暗なイメージでむろんネガティブな材料ですよ。

追記ですが、書き忘れたのに「米国大統領の断崖追訴」もありますよね、普通だったら相当にネガティブなニュースなはずなのに、全くスルーされてます。

要するに、これらいろんなこと、他のことも含めて、今、好材料だ好材料だ、って言ってることは
もの凄い最悪のケースを想像したりしていたら、思ったほどひどくなかった、マシだったじゃん?
って話で
ああホッとした、だから好材料だぁ、さあ! 株を買うぞ!
って話になってるわけですが、いくらなんでも、おかしいでしょ? コレ(笑)
別に「良い」わけではなくて「思ったほどひどくなかった」ってだけなんですよね、あれもこれも。
根本的に壮大なネガティブ材料は全部「見て見ぬふり」で過ごしてきてるんですよね。

もちろんね、昔からね、相場っていうのは、「本質的にネガティブなことには目をつぶって、表面上のちょっとしたポジティブな材料に反応する」という傾向はあります。
「上がりたいとき」は、ポジティブ材料しか見ないんですよね。
しかし、そうではありますが、長年相場を見てきた感覚として、ここまで極端ではなかったような感覚があるんですよ。

これほど、本質的にマイナスの材料が山盛りなのに、それを全部「見ないことにして」買いまくる
それは通例ですが、でも、それもあくまでも限度の問題です。

NYダウが史上最高値を付けるとか、日経平均が年初来高値に迫るとかは、いくらなんでも、行きすぎだと思うんですよ。
ま、アメリカ市場は民族性か、割と昔からそっちの「異常楽観」傾向はあって、そのへん突き詰め出すと、だからこそ、一度は落ちてもすぐ買うので、右肩上がりなんて思想が出来て、ファンダメンタルズ分析で長期投資が通用する思想がまかり通ってきたわけですけど、あれはあくまでも米国市場の特徴で、日本市場はそうじゃなかったから、昔は、そこまで極端ではなかった感じがするんです。

なので、私は、もしもこのまま(世界の経済指標があまり芳しくない状態とかが)続けば、いつか
揺り戻しが来るだろう
と思ってるんです。
それも、異常な楽観がものすごく極端だったぶん
来年あたり、かなり大きなものがくるんじゃないか
と感じてます。
それが今もネガティブだっていう理由です。
なので、こつこつと、日経ダブルインバースを買いためてたりもします、タレブがやったのと同じ手段です(笑)

あくまでもこれは予想ではなく、単なる個人の感想ですので、当たらなくても責任は持ちません(笑)

ただ、ひとつ思うのは、そういった感覚は今までの金融市場の感覚であって、もしかすると、最近、市場は「違う新しい次元に入って変化してるのではないか」という考えもあるんです。
実際、この極端な感じ、ってのは、想像ですけども、ここ1,2年でAIが実用化しはじめたんで、大手ファンドがコンピューター取引にAIを取り入れたせいが少なからずあるんじゃないか? と想像してるんですよ。
もしそうであれば、相場の様相はこれまでとは変わって、そのまま上げ続けることもおかしくない世界に入りつつあるのかもしれない、とも、少し思うんですよね。
もしそうだとすれば、我々古いタイプの投資家は、これまでの考えが通用しないので、変化を迫られるんだろうなぁ、とも思うわけですが、いい歳のジジイには、変化するのは割と辛いんですよ、大変なんです(笑)








オーナー紹介 増田蔵人
フリーで造型、PC関係等の仕事を多岐に渡り担当、関連雑誌等のライター。本名で著書が十数冊ある。
投資歴は30年。近年ライターとしての仕事が激減したため、プロトレーダーとして生計をたてるに至る。
2015年、ライター生活の集大成、トレーダー啓蒙書『投資の聖杯 ~投資常識の嘘~ 本気で勝てるトレーダーになりたい人のためのバイブル』を電子書籍でリリース。
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